【12/6大会】マンガット「マクラーレンを寝技で倒したい」

Gurdarshan Mangat DC 4307

グルダーシャン・マンガット(インド/カナダ)はここまで、ONEチャンピオンシップでの2試合で、インド総合格闘界のトップという評価に恥じない戦いぶりを見せてきた。12月6日(金)の「ONE:MARK OF GREATNESS」での次の試合は、より大きな一歩になることだろう。

32歳のマンガットはマレーシア・クアラルンプールで開かれる今大会、フライ級マッチで、リース・マクラーレン(オーストラリア)と対決する。

マクラーレンはグラップリング(組み技)のスペシャリスト。ONEでは厳しい戦いを乗り越え、ONEバンタム級世界タイトルにも挑戦した。マンガットにとってはキャリア最大の試練と言える。

しかし、マクラーレンのようなベテラン選手を倒すことができれば、究極の目標に向けて大きな一歩になるとわかっている。総合格闘技の世界チャンピオンに挑戦する、初のインド選手になるという目標に向けて。

インドからのサポートとアスリートとしての成長により、マンガットは今大会で新しい次元に足を踏み出せると信じている。

ONEチャンピオンシップ:マクラーレンとの対戦のオファーが来たときはどう思ったか?

マンガット: 試合をとても楽しみにしている。マクラーレンを心から尊敬している。長年にわたり彼の試合を見てきた。

自分のメンターでありチームメイトでもあるビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)は、マクラーレンと戦ったことがある。5ラウンドまでね。マクラーレンは世界タイトル戦の挑戦者だ。彼と、彼のスタイルを尊敬している。

憧れている選手がライバルになるように一生懸命トレーニングしろといつも言われている。これはこの合宿での一種の使命だった。自分にとっては大きな挑戦であり、テレビで見ていた選手と対戦できることをとても楽しみにしている。



ONE:マクラーレンの強さはどこから来ると思うか?

マンガット:彼は試合経験が豊富で、最強の選手たちを相手に戦ってきた。フェルナンデスと接近戦を戦ったことは敬意を表すべきだ。

彼は試合を楽しんでいて、それが彼を強くしてると思う。

ONE:自身のどういう点が彼にとって脅威になると思うか?

マンガット:自分も試合に慣れてきた。上級生に向かっていく新入生のような気分だ。プレッシャーは大きいが、 プレッシャーのおかげでうまく対応できると思っている。

結局は自分の考え方にかかっている。以前、格闘技に対する意欲をなくしてしまったことがあった。ONEと契約するまで自分はダメになっていた。でもONEが再びやる気にさせてくれた。最初にONEと契約した時とは全く違う人間になっていると思う。試合を楽しんでいるし、格闘家として成長することを楽しんでいる。

Gurdarshan “Saint Lion” Mangat defeats Abro Fernandes
ONE:理想的にはどのようにこの試合を終わらせたいか?

マンガット: グラウンドゲームで倒したい。彼が最も強さを発揮する場所で倒したい。

ONE:これまでのONEでの戦いをどのように評価するか?

マンガット:すごくうまくやってきたと思う。インドの人々を代表して戦うとか、インド最強の格闘家とか、そういう風に言われてプレッシャーがあった。でもそのプレッシャーをどう活用すれがいいかを学んできた。

その部分について多く取り組んできた。不安と戦い、不安をどう使えばいいかを学んできた。ここ2試合のパフォーマンスは基本的に、スパーリングとトレーニングでやってきた通りのものだ。

過去の試合ではたいてい、練習通りのことを試合ではできなかったから、うまく維持できたんだと思う。次の試合ではもっと高いレベルに上げて行きたい。

ONE:インドからのサポートはどのように受けてきたか?自身にはどのような意味を持つか?

マンガット:デビューの後は圧倒されるくらいだった。いつも自分のルーツであるインドを代表していて、正直なところそれが一番のモチベーションになった。自分の祖先を代表できることが、自分を強くしてくれる。

22歳の時、何もないところから格闘技を始めたということを、ほとんどの人は知らないだろう。

自分はその頃会計の学生だった。格闘家としての道を進むよう触発してくれたのは、自分の文化でありルーツであると思う。

22歳の時に総合格闘技のジムに出会い、人生の全てが変わった。インド人を代表して戦いたいということが自分の強さの源でもある。インド人は戦闘民族だから。でも今の総合格闘界ではあまり知られていない。自分がその役割を果たしたい。

Gurdarshan Mangat trades with Abro Fernandes at ONE: MASTERS OF DESTINY

ONE:勝利すれば世界タイトルへの大きな一歩になるだろう。このことはどういう意味を持つか?

マンガット:自分にとってはチャンピオンになるまでの道のりは、どれだけたくさんの子どもたちが刺激を受けるかを知ることでもある。

毎日メッセージをもらうんだ。「両親が弁護士になれっていう、医者になれっていう。でも自分には自分の夢がある」と。自分もかつてそうだった。ここに来てONEのような団体でチャンピオンになるということで、子どもたちに夢への扉を開く可能性があることを示したい。

1試合1試合戦いながら証明できたらと思う。

クアラルンプール | 12月6日 (金)  | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)

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