【12/11大会】元王者ハガティー、内藤大樹戦は「第2RKO勝ち」
ジョナサン・ハガティー(イギリス)は、再び世界タイトルを目指すための大きなピールをする必要があると分かっている。
元ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのハガティーは12月11日(金)、「ONE: BIG BANG II 」(事前収録)で、日本の内藤大樹と対戦する。
シンガポールでの重要な決戦を前にハガティーは「勝たなければならないと感じている。ただ勝つだけではなく、説得力のある素晴らしいスタイルで勝たなければならない」と話している。
「引き出しにある技を駆使するつもりだ。世界タイトルを取り戻そう」
ハガティーは23歳の3位コンテンダー。2019年1月、ハガティーはジョゼフ・ラシリ(イタリア)を下し、ONEスーパーシリーズで華々しいデビューを飾った。
この勝利で2019年5月、当時のタイトルホルダーだったサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に挑戦する機会を得て、以来世界タイトルマッチで何度も戦った。
最初にハガティーは、サムエーを下してタイトルを獲得。そしてロッタン・ジットムアンノン(タイ)と初対戦し、2019年のベストONEスーパーシリーズバウトに選ばれたその試合では、5ラウンドの戦いで、ロッタンが僅差でベルトを奪取した。
だがこの1月、ハガティーはロッタンとの待ちに待った再戦でも敗れてしまった。
現王者のロッタンに3度目の挑戦をするために、ハガティーはこれまでの経験を生かして、自身を鍛え直すつもりだ。
「リングの外での感情を捨てて、コーナーマンの声を聞き、ゲームプランにそって、ロッタンに引っ張られないとしないといけない、と学んだ。それを試みてはみたが」と、ハガティーは振り返る。
今回の内藤との対決は、ロッタンとは違った挑戦になるだろう。鉄の男と言う意味のリングネームを有する“アイロンマン”ロッタンに対し、内藤は“サイレント・スナイパー”。攻撃の際はより辛抱強く、正確なアプローチを使ってくる。
ハガティーはどんな相手と対峙することになるか分かっている様子だ。
「内藤の最大の特徴はカウンター攻撃だ。相手に最大のリーチでかからせるのを好み、いざそうされたら、そこでカウンターを狙う」
「彼はまだトップ5には入っていないと思う。今回の試合で見事なKO勝ちを収めれば、パンパヤック・ジットムアンノンやスーパーレック・キアトモー9、トップ2と対戦できる。そうしたら、また世界タイトルへのチャンスが再び訪れるかもしれない」
「ペッダム・ペッティンディーアカデミーとの試合も100パーセント興味がある。サウスポーとの対戦は得意だ。素晴らしいものになるだろうから、やってほしい」
ハガティが今まで以上にやる気を出しているのは明らかだ。
崖っぷちで、戦いに備えてハードでスマートなトレーニングに励んできた。挫折を経験したことで、世界タイトルに向けてよりハングリーになり、この試合で記憶に残るフィニッシュをして、この階級で強烈なアピールをするために集中している。
「ラウンド2でフィニッシュして勝つ、と予想する。ジョナサン・ハガティーの下へのエルボーでね。トレーニングで得た新しい技も使うかもしれない。だから期待してほしい」
「100パーセント、トップに戻る気でいる」
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