【2/25大会】再戦へアンドラージ「リネカーは自分が上だと知っている」
ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル、25)は、ジョン・リネカー(ブラジル、32)と決着をつけようと燃えている。さらに、その結末についても自信を抱いている。
初対戦がノーコンテストという結果に終わって4ヶ月、両者は2月25日(土)の 「ONE Fight Night 7」で空位となっているONEバンタム級世界王座をかけて再戦することになった。
同大会は日本時間の週末の午前中、米国ではゴールデンタイムで中継される大舞台。アンドラージは、ここで自身こそが真の王者だと示すつもりだ。
アンドラージは、初対戦ではリネカーにろっ骨を砕くようなボディブローを見舞い、フィニッシュ勝利寸前までいったと考えていた。
しかしこの直後に放ったヒザ蹴りがローブローとなってしまい、試合はあっけない幕切れとなった。
この試合を振り返り、アンドラージは明らかに自身のほうが優れたファイターだったと信じており、さらに再戦でも同様の展開になると予想する。
アンドラージはONE編集部にこう話している。
「彼は自分がどれくらい上手いかを知っているから、もっと準備を重ねてくるだろう。だが、そんなことでは違いを生み出せないと思う。数ヶ月のトレーニングで、まったくの別人になれることはない。彼がどう戦うか知っているし、彼も自分がどう戦うかを知っている。それはリマッチでも変わらないだろう。だから、もう1度ノックアウトしてみせる」
アンドラージはこの初対戦で、フィジカル面だけではなく、メンタル面でもリネカーに優位に立ったと考えている。
そしてこの優位性が今回も、ONEのケージ「サークル」で大きな違いを生み出すと考えているようだ。
アンドラージはこう説明している。
「あの試合を終わらせる寸前までいけたのは、彼が試合でひどいダメージを負っていたこと、そしてグラウンドで自分が彼が仕掛けようとしたことを全部防いだことが、心理的に違いを生んだんだと思う。彼は自分の方が上だってわかっている。彼が勝てるチャンスは、何か特別なことが起きた場合だ。自分が最高のアスリートで、今こそが自分の時代で、チャンピオンになるってことはわかってる」
アンドラージは、10分以内に試合を終わらせて、文句なしのONEバンタム級世界王者となり、タイ・バンコクの試合会場を立ち去るつもりだ。
アンドラージはこう話している。
「試合は最長で2ラウンドで終わるだろう。もう一度ジョン・リネカーをノックアウトして終わる」
リネカーの体重についての懸念は…?
両者の初対戦では、ジョン・リネカーが計量で失敗してタイトルを剥奪されたため、ファブリシオ・アンドラージのみがONEバンタム級世界王座を獲得する資格があった。
今回の対戦では、アンドラージはリネカーは同様のミスは犯さないだろうと信じている。
アンドラージはこうコメントしている。
「(リネカーは)体重に関しては絶対もっと気をつけているだろう。時間通りに着いて、軽量に失敗するのは嫌なものだ。プロらしくないことをしたい、なんて思うやつはいない。だから、2度と同じことが起きないように体重に気をつけてくれると信じている」
対戦相手が計量にパスしようが失敗しようが、アンドラージは試合を受けるつもりで、何があっても結果は変わらないと確信している。
アンドラージはこう付け加えた。
「問題にはならないさ。心配はしていない。彼がまた計量に失敗したって、自分達は戦うつもりだし、自分は彼をノックアウトするつもりだ」