【7/22大会】箕輪ひろば、マスンヤネ戦「寝技でもスタンドでも混戦に」
箕輪ひろばは、再びONEチャンピオンシップのエリートアスリートと対戦する準備ができている。
ストロー級3位コンテンダーで22歳の箕輪は、ONE4戦目となる7月22日(金)の「ONE 159: De Ridder vs. Bigdash」で、これまでの3戦と同様トップ5コンテンダーと対戦する。
今回の相手は、2位のボカン・マスンヤネ(南アフリカ)。勝者は年内にも世界タイトルに挑戦できる可能性もある一戦だ。
こうした強敵を前にしても箕輪は動じず、どんな戦いでも受ける覚悟で、この階級の頂点に立とうと決意している。
箕輪はこう話している。
「ONEのチャンピオンになりたい。ONEに出ている以上、強い選手と当てられる」
「(マスンヤネは)素晴らしいと思う。身体能力がすごい。あの跳躍力、体のバネ、アジリティっていうのは僕ら日本人が鍛えても到達できない。ずるい。似ているなと思うところは、我慢強いところ」
マスンヤネの運動能力そのものには敵わないかもしれないが、箕輪はどんな距離でも戦えるテクニカルなファイターだ。
箕輪は12歳から総合格闘技のトレーニングを始めたことにより、「何かに偏った選手ではなくて、全体的にバランスが取れている」、と自身を評している。このため、総合的な試合運びや、ファイトIQを駆使して勝利を手にすることができると考えているようだ。
箕輪はこう説明する。
「ボカン(マスンヤネ)は、体のアジリティに頼りすぎている。洗練された動きの中であのアジリティを使えればいいのに、と思う。僕はアジリティもなければパワーもない。けれども、フィジカルやアジリティ以外で勝つ方法を知っている」
「ディフェンス能力は僕の方が強い。グラップリング能力は僕の方が優っている」
「寝技の展開、スタンドの展開になろうと混戦になる。失速した方が負ける。最後(のラウンド)まで行くのを想定している。失速の仕方によってはフィニッシュになると思う」
箕輪ひろば、ブルックス戦「まだ戦えた」
箕輪ひろばは直近の試合では、1位コンテンダーのジャレッド・ブルックス(米国)に敗れたものの、この階級のトップは手の届くところにいると信じている。
箕輪は、ブルックスをONEチャンピオンシップで初めてフルラウンドの戦いまで追い込んだ初めての男となった。
ブルックスの次の対戦相手は、ストロー級王者のジョシュア・パシオ(フィリピン)だが、もし再戦の機会があれば、箕輪は前回の試合の教訓を生かし、より力強いパフォーマンスを見せてくれるに違いない。
箕輪は、ブルックス戦を振り返ってこう話した。
「(直近の試合の中で)ミスとして捉えるのであれば、(ブルックスに対して)レスリングに振り切りすぎたこと。試合前まではレスリングで倒されなければ、勝てると思っていた。相手がどっちで攻めてくるか分からなくなった。その時点で後手だった」
「第3ラウンドの中盤から相手が疲弊した。僕(のスタミナ)が上がってきたのに困惑していたと思う。僕はまだ戦えた」