【11/19大会】ONE 163、メインは秋元皓貴の初防衛戦、挑戦者はペッタノン
秋元皓貴が11月19日(土)、ONEバンタム級キックボクシング世界タイトルの初防衛に臨む。
今年3月に王座に就いたばかりの秋元は、シンガポール・インドア・スタジアムで開催される「ONE 163」のメインイベントで、高く評価されているタイのベテランのペッタノン・ペットファーガスの挑戦を受ける。
空手のバックボーンを有する30歳の秋元は、ONEチャンピオンシップでジャン・チェンロン(中国)やチュー・ジェンリャン(中国)らを撃破し、今年3月の「ONE X」ではカピタン・ペッティンディー(タイ)からベルトをはぎ取った。
現在5連勝中、通算戦績は26勝1敗としている。
膨大な運動量と多彩な武器を駆使し、ONEのケージ「サークル」に登場するたびにより強くなっているようだ。
秋元の初の防衛戦の相手となるペッタノンは36歳、WMCとWBCムエタイ世界チャンピオンだ。
ONEデビュー戦ではカピタンに敗れたものの、「ONE: REVOLUTION」 のジャン戦では印象深い戦いぶりを披露し、4位コンテンダーの座を獲得。戦績を357勝56敗1分とした。
ペッタノンは、ONE世界チャンピオンのスーパーボン(タイ)やムエタイのレジェンドのブアカーオら、打撃系競技のエリート級選手としばしばトレーニングをする様子が確認されており、豊富な経験を駆使してくることだろう。
11月19日の防衛戦では、秋元はペッタノンの強烈な膝蹴りとストレートを警戒する必要がある。
秋元皓貴「心はチャレンジャー、もっと上目指す」
対戦決定を受け、秋元皓貴とペッタノン・ペットファーガスは、以下のコメントを発表した。
秋元皓貴のコメント:
「相手は、ONEの中での試合を見るとカピタンに秒殺されたという印象もあるが、戦歴も多いし戦績も良い選手だ。ONEに出てくる相手は皆そうだが、本当に一瞬でも気を抜いたら負けてしまうので、気を抜かずに(闘いたい)。逆に相手が気を抜いたら倒しに行くぞ、という気持ちだ。相手は完全なムエタイスタイルだが、キックボクシングの試合もたくさん経験していて、慣れているという印象だ。だが、僕みたいなスタイルとはあまり試合をした経験がないと思うので、自分のスピードを生かしていけば問題ないと思う。タイトル防衛は人生初だ。僕はチャンピオンだが、心はチャレンジャーで、タイトルを守ろうというよりも、相手を倒してもっと上に行ってやろうという気持ちの方が強い。第1ラウンドからガンガン前に出て、激しい試合をしたいと思う。さらに進化したと思ってもらえるよう、残り8週間しっかりと準備していくので、試合を楽しみにしていてください!」
ペッタノン・ペットファーガスのコメント:
「この試合に向けてすごい気合が入っている。ヒロキがカピタンからベルトを奪った時から、挑戦者になることを待ち望んでいた。相手(秋元)はものすごくタフ。アグレッシブで強い。全部を持ち合わせているから、簡単な試合にはならない。ONEチャンピオンシップで世界王者になるというのは、世界中のファイター全員が狙っていること。あの王座を取れば、自分がチャンピオンであることを証明できるし、それは自分自身にとって最高のものだ。1年くらい実戦から離れていた間は、ずっと練習に専念していた。今は勝利に飢えている。今回の試合は、絶対に負けられない。そして、絶対に負けない。しっかり準備をしておいてほしい。そのベルトを奪いに行く!」
「ONE 163」の詳細については、今後もONE公式ホームページで随時お知らせする。