【1/28大会】若松佑弥と再戦のキンガッド「第2Rでフィニッシュ」宣言
1月28日(日)の日本大会「ONE 165: Superlek vs. Takeru」で若松佑弥とのリマッチに臨むダニー・キンガッド(フィリピン)は、進化した姿を見せつけたいと意気込んでいる。
フライ級2位コンテンダーのキンガッドは2018年9月、現在同4位の若松と対戦し、ユナニマス判定で勝っていた。
今回の試合会場は東京・有明アリーナ。若松は日本のファンの大歓声を背に戦うことだろう。
だが、そうした環境での戦いとあっても、動じる様子を見せず、キンガッドはONE編集部にこう話している。
「(若松)ユーヤとの試合がオファーされたとき、再び戦うことに抵抗はなかった。現在は2人ともコンテンダーだ。彼はいいパフォーマンスをしているから、コンテンダー同士で戦う資格がある。それに日本で戦うんだから、すごく楽しみだ」
「もちろん、彼には観客の後押しがある。けれども、この試合におけるアドバンテージはそれだけだ。試合が始まれば、スキルと強さがぶつかり合うことになるし、自分にだってあらゆるアドバンテージがある」
キンガッドは若松との初対戦のときよりも、成長した戦いぶりを見せたいと意気込む。
初対戦では、若松の重いパンチを受けたもののグラップリングで圧倒し、判定勝利を収めた。今回は、理想的にはスタンド戦でフィニッシュを決めようと決意しているようだ。
「初対戦のときよりも自分の打撃は上達したと思う。今回はゼロから見直して、打撃に磨きをかけた」
「ノックアウトできると思う。彼は確かにKOアーティストだが、自分はフィニッシュできると思う。必要なのはクリーンな一発だけ。アゴにしっかり入れば、打たれ強さなんて関係ない」
「もし彼をKOできなくても、そのままマットで仕留められると思う。フィニッシュするために全力を尽くす。予想では第2ラウンドでフィニッシュだ。この試合を長引かせたくはない」
移籍先での初白星に意欲
ダニー・キンガッドは最近、古巣のフィリピンのジム「チームラカイ」を離脱。元ONE世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤンやケビン・ベリンゴン、ジョシュア・パシオら、元ラカイ勢の後を追って「ライオンズ・ネイションMMA」に移籍した。
移籍が遅れた理由は2023年2月のエコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)戦に向けてトレーニングをしていたためとし、その決断に迷いはなかったとコメントしている。
「チームラカイに残って1戦して、その後に移籍したけれども、何も裏話はない。他のチームメイトが抜けたときは、エコ・ロニ・サプトラ戦に向けて準備をしていたから、チームラカイで仕上げをすることにした」
「まずはチームラカイで準備や、試合自体に集中したかった。そして、その後合流した。ライオンズ・ネイションMMAに入るのは当然の成り行きだった。チームメイトは兄弟のようなものだから、一緒に行くつもりだった」
「彼らは友達なんだ。落ち込んでいるときは寄り添ってくれたし、今は彼らが他の選手を支えようとしているから、自分だって助けたい。ここに移籍できてうれしいよ」
キンガッドはかつてONEチャンピオンシップで最強・最大勢力とされた選手たちに囲まれ、そのチームとしての経験値と固い絆を心強く思っていることだろう。
そして、ライオンズ・ネイションMMAを代表して初めて戦うことになる日本大会で、トレーニングの成果を披露するのが待ちきれない様子だ。
「みんなで頑張っているんだ。だから、もっと楽しめる。一緒に対戦相手の試合を見て、ゲームプランを練る。トレーニングでもサポート体制は素晴らしい。すごく面倒見がいいんだ」
「チームのみんなが、とても楽しみにしている。自分たちには新鮮なエネルギーがある。それに自分にとってライオンズ・ネイションMMAを代表して戦う初めての試合だから、チームのために勝ちたい。みんな応援してくれているし、その気持ちを感じられるんだ」