【7/6大会】「重圧は感じていない」ラスロフ、オクとの暫定王座決定戦に自信
7月6日(土)の「ONE Fight Night 23」で、アリベック・ラスロフ(トルコ)はONE初出場でONEライト級MMA暫定世界タイトルを争うチャンスを得た。
現王者のクリスチャン・リー(シンガポール / 米国)の防衛戦の予定が未定のなか組まれたこの一戦で対するは、元同階級の王者のオク・レユン(韓国)。
ラスロフは31歳、プロ戦績14勝0敗で、ロシア・北コーカサス地方のダゲスタン共和国生まれ。多くのダゲスタンのアスリートが世界最大の格闘技団体であるONEで活躍する姿を見て、自身も参戦を望んでいたという。
そしてついに訪れた世界的舞台で自身の名前を刻むチャンスを前に、ラスロフはONEチャンピオンシップにこう話している。
「ONEチャンピオンシップのことはずっと前から知っていた。同胞も戦っているし、自分もその仲間入りをしたかった。世界チャンピオンになった同胞の選手もいるし、それはすごく誇らしいことだ」
「この団体は世界最高だ。アスリートにもっと強くなるためのモチベーションを与えてくれる。そういった場所で戦ってチャンピオンになるのがとても楽しみだ」
ラスロフは、初参戦でベルトがかかった戦いをすることになるとは思わなかったようだ。
だが、自身のキャリアを急加速させるこのチャンスを生かし切ろうと意気込んでいる。
「とても楽しみだし、こうした機会を与えられて嬉しい。重圧は感じていない。自分にとっていいチャンスだ」
「ONEチャンピオンシップでの目標は、圧倒的なチャンピオンになること。この試合で勝つことは自分にとってとても重要だ。準備は万全にしておく」
「自身の戦い方を貫けたほうが勝つ」
アリベック・ラスロフは、「ONE Fight Night 23」の暫定世界王座決定戦で対戦するオク・レユンのことを認めている。
オクは多様なスキルの持ち主で、クリスチャン・リーやエディ・アルバレス(米国)、マラット・ガフロフ(ロシア)といったそうそうたる世界チャンピオンを相手に勝ち星をあげたこともある。
ラスロフは、ONEではまさにこうした強敵と戦いたかったとコメントしている。
「彼は元チャンピオンで、いいファイターで、ハイレベルなファイターをたくさん倒している。こうした相手と戦うことを夢見てきた。だから、相手が彼と知って嬉しかった。これは自分にとってチャンスだと思うし、彼を倒したいと思う」
「彼のアドバンテージは打撃だ。ほとんどスタンドで戦ってテイクダウンをさせない。ディフェンスに優れたレスラーなんだ」
オクは対戦相手のグラップリングを封じ、パンチで攻めるスタイルで勝ち星を得てきた。
レスリング経験な豊富なラスロフは接近戦に持ち込みたいところだろうが、ベルトを肩にかけるためにどんな距離の戦いにも備えていると話している。
「おもしろい試合になるだろう。彼はスタンドで戦うが、自分はレスリングで戦う。自身の戦い方を貫けたほうが勝つ。だが、自分は自信を持っている」
「彼は自分の同胞であるマラット・ガフロフと戦ったが、ダゲスタン流のレスリングのほうが強かった」
「もしレスリングが通用しなかったらスタンドで戦う。だが、自分はグラウンドでも戦えるんだ。自分のリズムで彼と戦うつもりだ」