【5/3 タイ大会】「ONE Fight Night 31」連勝のトンガ怪力戦士フィティケフ、元王者カデスタムから“番狂わせ”を狙う「最強を倒す」

5月3日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 31」のウェルター級MMAで、連勝中のオーストラリア系トンガ人ファイター、イシ・フィティケフが元ONEウェルター級MMA世界王者のゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)と激突する。
ONEウェルター級MMAタイトル次期挑戦者を決定する可能性が大いにある重要な一戦として注目が集まっている。
フィティケフはONEデビュー戦では僅差のスプリット判定負けでキャリア初の黒星を喫したものの、その後は2連勝。直近では、当時5連勝と勢いのあった手塚裕之を破る快挙でウェルター級のトップファイターとして注目を集めていた。
3連勝中と盤石の強さを誇るカデスタムに勝てば、王者クリスチャン・リーへの挑戦に大きく近づくが、純粋にフィティケフは世界の頂点を掴んだ元王者との対戦に興奮している。
「ONEチャンピオンシップと契約した当初、対戦したい選手が数人いて、ゼバスチャン・カデスタムはその一人だ。彼はこの階級の強豪だ。この男と真っ向勝負し、倒す準備はできている。」
フィティケフは世界最大の格闘技団体で楽な試合をするために参戦している訳ではない。最大の挑戦と、最も危険な相手を求めているのだ。
まさに“ザ・バンディット”は求めている危険な相手。挑戦が大きければ大きいほど、達成できるものも大きいと語った。
「とにかく最強の相手を倒したいんだ。史上最高の相手を倒したい。元チャンピオンだし、彼は世界トップの一人だ。」
「彼は本当に危険な選手だ。その相手との試合がゾクゾクする。最高の相手との戦いは、緊張と同時に興奮するんだ。それに、ハードルが高ければ高いほど、自分もそれを乗り越えようと頑張れる。」
ONEデビュー戦では僅差のスプリット判定負けを喫したフィティケフだが、直近の2試合では進化した強さを見せている。この昇り調子の状態で、カデスタム相手にセンセーショナルなパフォーマンスを披露するつもりだ。
「試合を重ねるごとに、よりダイナミックに、スピーディーに、ハングリーに戦うことを意識している。私のメンタリティーはずっと同じ。殺すか殺されるか。そして、殺されるのは私ではない。」
「私は必ず勝つ。判定勝ちの場合はドミネートする。KOでも一本でも決着がつく場合は常に私の勝利だ。自分を絶対に信じる。それが私の勝利への方程式だ。」
フィティケフ「彼は強いが、私の方が上だ」
揺るぎない精神と自信に加え、フィティケフは5月3日のカデスタム戦での勝利を確実にするために、万全のトレーニングを行なっていると自負する。勝敗の鍵は“総合格闘技をすること”だという。
「私は本物のMMAファイターとして戦う。このスポーツは総合格闘技だ。打撃だけではない、グラップリングだけではない。この男を倒すと同時にエキサイティングな試合にすることを約束する。」
類まれな戦闘スキルを持つ才能豊かなフィティケフ。スタンド打撃、グラウンドでのパウンド&サブミッションを巧みに組み合わせた戦いをこれまでも見せてきた。相手のカデスタムの能力を高く評価する一方で、総合的には自分の方がより優れたファイターであると力強く語る。
「彼はどの展開でも強い。でも、いつも言っているように、彼は強いが、私の方が上だ。自分が上だと自負している。そう信じている。たとえ誰も信じてくれなくても、自分を信じて、やるべきことをやり続ければ、必ず勝てると確信している。」
「このスポーツでは、色々な技を混ぜる必要がある。組みを混ぜながら強烈なパンチを放つ。とにかく色々な技を混ぜる。ノンストップのプレッシャーをかけるんだ。相手が最高の状態でやって来ることも予想している。彼はトリッキーな戦いもできて、強いが、それでも私の方が上だ。どの試合でも相手は強敵だが、私の方がもっと強い。」