【9/7大会】プロ2戦目の18歳エイドリアン・リー「第1ラウンドで終わらせたい」
9月7日(土)の「ONE 168: Denver」で2度目のプロMMAマッチに臨む18歳のエイドリアン・リー(シンガポール / 米国)は、存在感を示そうと気合を入れている。
ライト級MMAマッチで対するは、開催地の米コロラド州出身のニコ・コルネホ(米国)。
リーは、ONEの2階級MMA世界チャンピオンのクリスチャンと元ONE女子アトム級MMA世界チャンピオンのアンジェラの弟。今年6月の「ONE 167」でプロMMAデビューを果たした際は、大きな期待が寄せられていたが、実際にリーは前評判通りの戦いを繰り広げ、アントニオ・マンマレッラ(オーストラリア)に一本勝ちとした。
今回の大会でもその勢いに乗りたいところだが、対戦相手のコルネホは決して侮れない。盤石なレスリング技術と強力なパンチを持っているうえ、地元観客の応援を背に受けて戦うことになるからだ。
このため、リーはこの試合に向けて万全の準備を進めているとONEチャンピオンシップに話している。
「(コルネホは)ハードヒッターで、特にタイトルを獲得したというわけではないけれどもレスリングがうまい。自分たちのチームは間違いなくその対策を中心にしていく」
リーはONEデビュー戦ではあらゆる局面で優勢で、リアネイキッドチョークで試合を決めた。
当然ながら勝ち星を喜んでいるが、もっと多様なスキルを見せたかったという思いもあったといい、今回のコルネホ戦ではそれを狙うつもりのようだ。
「この試合では、自分がオールラウンダーだということを見せたい。打撃やグラップリング、レスリングの技術すべてをもっと前回の試合より見せたい」
もちろん、リーは技術を見せるだけではなく、華々しい勝利を収めたいと意気込んでいる。
9月7日の試合展開について、リーは簡潔に予想している。
「TKOやKO、一本勝ちでも、最初にチャンスが来たやり方で第1ラウンドで終わらせたい」
格闘技一家初の大役に「大きな意味」
エイドリアン・リーは「ONE 168: Denver」でONEのケージ「サークル」でニコ・コルネホと対戦するが、これは自身にとって初の米国での試合というだけではなく、格闘技一家のリー家の出身者として初めて米国でプロレベルの試合をするということも意味する。
リーはこの大役を担うことを誇りに思っている様子だ。
「自分にとって大きな意味があることだ。米国でのプロ2戦目を楽しみにしている。自分と家族は、米国でこのレベルの舞台で試合をしたことがないからだ。米国のファンにONEのファイターの実力を見せるのが楽しみだよ」
「米国に自分たちがどれほど高いレベルなのかを早く見せたい」
格闘技一家の次世代を担うリーは、この注目が集まるチャンスに忘れられないような試合をしたいと考えている。
「この試合で一番やりたいことは、とにかくケージに入ってしっかりアピールすること。特に米国のファンにONEチャンピオンシップはこんなにエキサイティングなんだって示したい」