【3/23 日本大会】ロッタン、武尊戦で負けられない想い「息子のためにも戦う」

3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される「ONE 172」でロッタン“ジ・アイアンマン”ジットムアンノン(タイ)と“ザ・ナチュラルボーン・クラッシャー”武尊(日本)が激突。
元ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンと日本格闘技界のビッグスターによるファン待望のドリームマッチだ。
そして、ロッタンにとっては新しく誕生する家族のためにも負けられない戦いとなった。
ロッタンは昨年末、愛妻のアイーダの妊娠を発表。そして今年1月にはその性別が男児と診断されたことを報告していた。
キャリア最大のキックボクシングマッチに挑むロッタンが、近い将来に父親になることについての心境をonefc.comに語った。
「(生まれてくる)息子の存在は私に大きな刺激を与えてくれる。今回の武尊との試合では息子のためにも戦う。」
世界的なスーパースターのロッタンは、世界で最も優れたパウンド・フォー・パウンド・ストライカーの一人になるために注いだのと同じだけの努力と献身を、父親になることにも注ぐつもりだ。
彼は息子の人生に常に寄り添い、できる限りあらゆる方法で彼をサポートしたいと願っている。
同時に、彼は子供を甘やかしたいわけではなく、息子の自信、勤勉さ、そして自分で問題を解決する能力を育むことを考えている。
「私は良い父親になりたい。息子には、自分が今の地位にたどり着くまでにどれだけ努力したかを覚えていて欲しい。私は息子にとって良い手本となるつもりだが、楽すぎる暮らしはさせない。」
「息子にお金は与えるかもしれないが、あまり快適な暮らしはさせない。息子には戦うことや自分自身でやるべきことを学んでほしい。私は遠くから息子を助ける。」
他の新米親と同様に、ロッタンも将来がどうなるか、息子がどんな人間になるかを考えずにはいられない。
もちろん、息子が自分の後を継いで格闘技を職業にするかどうかも気になっている。
「想像するだけでとてもワクワクする。彼が私のようなボクサーになるかどうか楽しみだ。」
ロッタンが息子の名前の由来を明かす
ロッタンはムエタイ以外のスポーツとして、大のサッカー好きで知られている。息子にそのスポーツの最も象徴的な人物の一人にちなんで名付けるつもりだと明かした。
「息子にはムエタイを教えるつもりだ。私の知識をすべて彼に伝える。ズラタン・イブラヒモビッチ(有名なスウェーデンのサッカー選手)を尊敬しているので、ノン・ズラタンと名付ける。息子にこの名前を選んだのはそのためなんだ。」
ロッタンはどんなことがあっても息子をサポートするつもりだ。それが、彼の跡を継ぎ、ムエタイ界のスーパースターになろうとも、全く別の業界に行こうとも、彼の幸せを一番に考えると語った。
「もちろん、息子がムエタイを学びたいなら、私は教える。彼が私のようにムエタイファイターになることを選んでくれたら、とても嬉しい。でも、それは彼次第だ。彼が幸せになれることを何でもさせてあげたい。それで私も幸せになる。」