エナッシいきなり世界タイトル戦でデビュー ペッダム 対策は「秘密」
ONEチャンピオンシップデビュー戦で、いきなりビッグマッチが用意されたイリアス・エナッシ(オランダ)。8月16日「ONE:DREAMS OF GOLD」のメインイベントで、ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)が持つONEフライ級キックボクシング世界王座に挑戦する。
エナッシは、ONEでは”新人”だが、異例の待遇にふさわしい戦績を誇る。プロ34勝3敗、うち13勝はKOによるもの。キックボクシングでは6度の世界王者、「Enfusion」では4度、「Blade」と「WFL」でもそれぞれ1度頂点に立った経験がある。
「ONEの自分に対するリスペクトを感じる」と語るエナッシは、タイ・バンコクのインパクトアリーナの試合で、自らのトロフィーコレクションに加える新たなベルトを獲得しに行く気でいる。
「世界タイトルを獲れれば最高のデビュー戦となるだろう。スーパースターであるチャンピオンとの対決となるが、自分の力とモチベーションを証明したい。ファンの期待に応える試合をしたい」
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23歳のアスリートは、驚異的スピード、圧倒的パワー、驚くべき反射神経に加え、戦闘IQの高さで知られている。
また、エナッシはペッダム の対戦相手のホームでの試合にも恐れる様子を見せない。国際派の格闘家で、これまでに中国、日本、アラブ首長国連邦、ヨーロッパ各地を転戦してきた。アウェイで、地元選手を破った経験も豊富のエナッシは語る。
「他のONEチャンピオンシップの選手に比べ、自分の動きとスタイルは違っている。自分のスタイルは誰とも比較しようがない。自分は違ったタイプのアスリートだ」
「この試合に自信を持っている。自分よりハードなトレーニングをしている選手はいないと、100パーセント信じているから」
https://www.instagram.com/p/B00Cb6BAL98/
(※エナッシはインスタグラムに「世界王者への道」とハッシュタグをつけ「全力で行く」と投稿した)
一方、対戦相手のペッダムも同じくこの試合には自信を持って臨むことを表明している。ペッダムは5月に世界タイトルを獲得したが、その前にONEスーパーシリーズで鮮烈なKO勝利を3度挙げている。これらの白星に貢献したのは、かの名高い左回し蹴りだ。
だがエナッシは、対応策をすでに用意しているという。
「そんなにペッダム のことは研究していないが、よく左キックを使っているようだ」
「今は彼の弱点については教えない。自分とコーチの間の秘密だ。試合日に、自分の複雑なスタイルが違いを生み出すことがわかるだろう」
「いつも周囲の人間に言っているが、自分は成功に飢えている。今はそれを証明し、この手でつかむ時だ」
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エナッシは、ペッダム を彼の地元で下し、ONEフライ級キックボクシング世界タイトルを手にできるかー。この金曜日、注目の一戦だ。
バンコク | 8月16日 (金) | 19時半(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)