【11/16大会】エナッシ死闘5R初防衛、ラバーマッチ制す
11月16日(土)に中国・北京で開かれた「ONE:AGE OF DRAGONS」で、イリアス・エナッシ(オランダ/モロッコ)はONEフライ級キックボクシング世界タイトルの初防衛に成功した。
エナッシはメインイベントで、ワン・ウェンフェン(中国)との因縁の対決に臨んだ。過去2度の対戦を1勝1敗として迎えたこの試合は、エナッシがスプリット判定で勝利をもぎ取った。
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👑 THE KING DEFENDS HIS CROWN 👑In a five-round nail-biter, Ilias Ennahachi 🇳🇱🇲🇦 outduels hometown hero Wang Wenfeng to retain the ONE Flyweight Kickboxing World Title!📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEAODHOTW🏨: Book your hotel 👉 bit.ly/ONEhotelplanner📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Saturday, November 16, 2019
23歳のエナッシは第1ラウンドが始まるとすぐ、スピードのある打撃でリズムを掴み始める。
エナッシが間合いを保つ一方、ワンはプレッシャーをかけようとエナッシを追って前に出る。距離を縮めようとするワンをうまく利用し、エナッシが狙い撃ちする。
第2ラウンドもワンがエナッシを追い続け、手数も増やす。エナッシを捉えるためにレッグキックとパンチを組み合わせるが、エナッシが外からの効果的なカウンターでスコアを稼ぐ。
中国の格闘技団体「クンルン・ファイト(KLF)」世界王者の意地をかけ、ワンは第3ラウンドでもプレッシャーをかけ続ける。飛び膝蹴り、力を込めたレッグキック、強烈なパンチを繰り出す。
だがエナッシはタイミングを見計らったフックとヘッドキックで、何度もカウンターを決める。
第4ラウンド序盤、ワンの強打でエナッシがバンランスを崩すと、会場のファンが総立ちで歓声を上げる。だがエナッシは立て直してヘッドキックを返す。
挑戦者ワンはだんだん強さを増すように見え、一方のエナッシはだんだん粗が目立つようになった。
最終第5ラウンド、両者は息もつかぬ勢いで総力で打ち合った。
いつも以上に長い時間をかけてジャッジのスコアカードが集計された後、スプリット判定でエナッシの勝利が宣告された。エナッシはこの勝利で世界タイトル初防衛に成功し、プロ戦績を36勝3敗とした。