【4/22大会】三浦彩佳、ソウザ戦へ「勝って、またベルトに挑戦」
世界タイトルにあと一歩届かなかった三浦彩佳だが、4月22日(金)に再起をかけた戦いに臨む。
三浦は、シンガポール・インドアスタジアムで開催される「ONE 156: Eersel vs. Sadikovic」のリードカードで、ONEチャンピオンシップのニューカマー、ダヤン・ソウザ(ブラジル)とストロー級MMAマッチで対戦する。
ONEが7日、同大会のフルカードを発表した直後に三浦は自身の意思を表明した。
「相手はLFAからONE に参戦。映像でみる限り凄く強そう。誰が相手でもしっかり勝ち取ってまたベルトに挑戦する。絶対勝つ。日本からパワーを送ってもらえると嬉しいです」
「勝つべき理由があります。是非見てください。勝ち星を挙げたい理由があるんです」
三浦彩佳のインスタグラムの投稿より。一部翻訳
三浦は1月、「ONE: HEAVY HITTERS」で、長年ONE女子ストロー級世界チャンピオンの座を保持しているション・ジンナン(中国)に挑戦。
トレードマークの「あやかロック」でションを倒そうと意気込んでいたが、ヒップスローやテイクダウンは思い通りに通用しなかった。
一方のションは防御的なゲームプランを実行。打撃も駆使して判定勝ちを決めて防衛に成功し、ONEで最も成功した女子世界チャンピオンとなった。
敗れたとはいえ、三浦はなおも4位コンテンダー。今回の試合で勝利すれば、再び世界タイトル争いにガッチリ食い込むことができるだろう。
ソウザ戦、グラップリングが鍵に
三浦の柔道の技術は、過去に世界クラスのアスリートとの戦いでも威力を発揮してきた。ソウザ戦でも同様の戦略をとることが期待される。
三浦は、グラウンド戦で優位となることが多く、シングルレッグ・テイクダウンや、ヒップコントロールを狙って、相手のミスを誘う。
一旦グラウンド戦に持ち込めば、三浦は「あやかロック」として知られるスカーフ・ホールド・アメリカーナで相手を仕留めに行くだろう。実際、ONEで挙げた全4勝は、すべてこの技によるものだ。
対するソウザも、マットの上でたやすく屈するアスリートではない。
ソウザは25歳、MMAで8勝1敗1分の戦績を有し、直近の試合ではリアネイキッド・チョークなどで、2度一本勝ちを決めている。
また、4度ノックアウト勝利も挙げており、強力な立ち技スキルの持ち主であることも示されている。
このため、4月22日の「ONE: Eersel vs. Sadikovic」での両者の試合は、面白いものになるだろう。