【12/22大会】ペッディージャー、アンダードッグ評価にも「メクセンを恐れていない」
ONEチャンピオンシップに参戦して以来、ペッディージャー(タイ)は世界タイトル獲得を目指し、4勝無敗(4TKO)と快進撃を続けてきた。
そして12月22日(金)にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Friday Fights 46: Tawanchai vs. Superbon」で、ついに世界タイトルをかけて戦うチャンスを得た。ONE女子アトム級キックボクシング暫定世界王座決定戦で対するは、世界最強の女子ストライカーとも評されるアニッサ・メクセン(アルジェリア / フランス)だ。
同大会は毎週金曜日に開催されるイベントシリーズ「ONE Friday Fights」の2023年中で最も豪華なラインナップで、他にも2つの世界タイトルマッチが行われる。
ペッディージャーはこうした大舞台への出場機会を楽しみにしているとONE編集部に話している。
「アニッサ(メクセン)と世界タイトルマッチをすると知ったときはとてもうれしかった。この大会にはトップレベルのファイターも出場するし、自分にとって特別なチャンス。タイのファイターもたくさん出場するし、同じ大会に出られてうれしいし、光栄に思っている」
「この大会は絶対に見るべき。12月22日には自分や他のタイのファイターを応援しに来場してほしい。そして、一緒に新しいチャンピオン誕生の瞬間を祝おう!」
今回の試合はペッディージャーにとって初めてのキックボクシングマッチ。史上有数のストライカーとされるメクセンの得意分野のため、ホームのファンの大歓声の後押しはあれど、この試合が大きな挑戦となることは間違いない。
だが通算戦績206勝6敗と、世界トップクラスの打撃スキルと豊富な経験の持ち主であるペッディージャーは自信をのぞかせている。
「アニッサは世界屈指のストライカーだから戦いたかった。けれども、彼女を倒せると信じている。彼女を恐れてはいない。これまでやってきたトレーニングを信じているから」
「フィジカル面でもキックボクシングの経験でもアンダードッグと見なされていることはわかる。今回が自分にとって初めてのキックボクシングマッチだけれど、彼女はこの分野の第一人者。けれども、あまり心配はしたくない。ベストを尽くす」
「試合については難しいとか簡単とかは言えない。けれど、問題はないと思う。キックボクシングの練習をして、スムーズにできていた。完璧だ」
「激しい打ち合いになる」
アニッサ・メクセンはキックボクシングとムエタイの世界チャンピオンに7度輝き、103勝5敗という驚異的な戦績を残している。
こうした強敵との「ONE Friday Fights 46」での対戦に向け、ペッディージャーは万全の準備をしてきたという。
「(メクセンの)動画を見て研究してわかったことは、彼女はほとんどすべての分野で秀でているということだ。前に出ても後ろに下がっても攻撃できる。パンチもキックも上手い。フックやコンビネーションもだ。そして本当に強い。出入りのフットワークも速い」
「パンチとキックには気をつけないといけない。ただ、ローキックは本当に速いけれど、パンチほど危険ではない」
これまで対戦相手を次々と倒してきたペッディージャーだが、メクセンには格別の警戒が必要だと感じているようだ。
だが一方、ペッディージャーはWMCムエタイ世界チャンピオンで、強力なパンチと最初から最後までアグレッシブに行くスタイルで知られる。
こうした自信の実力を信じ、ゴングが鳴った瞬間からメクセンにかかって行くことが試合の鍵を握るという。
「メクセンはとても速いし、タフな対戦相手だ。だが、対応策は用意している。スピードを上げることを重視したトレーニングをしているし、スピードの面でも自分は元ボクサーだから、彼女より遅いとは思わない」
「ゲームプランは絶対に退かないこと。接近戦に持ち込んで、ローキックを見舞って、パンチとハイキックにつなぐ」
「自分のファイティングスピリットとトレーニングを信じている。彼女が強いなら、それより強くなるためにもっと努力すればいいだけだ。そして彼女に勝ちたい」
「今はまだ何も言えない。リング上で見極める必要があるが、激しい打ち合いになるだろう」