【3/1大会】王者ブルックス「試合を盛り上げたい」、ボーナス獲得宣言も
ONEストロー級MMA世界王者のジャレッド・ブルックス(米国)は、前回の対決でタイトルを奪取した前王者のジョシュア・パシオ(フィリピン)とのリマッチで再び勝利を挙げたいと意気込んでいる。
ブルックスの防衛戦は、カタールのルサイル・スポーツ・アリーナで開催される3月1日(金)の「ONE 166: Qatar」で行われる。
2022年12月の前回の対戦では、ブルックスはフルラウンドの戦いの末に判定勝ちとした。
そして今回は、バックボーンのレスリングに加え、進化した打撃も見せつけたいとONEチャンピオンシップにコメントしている。
「現在は、自分は深い集中状態にある。自分を止められる奴はいない。もう準備は万全だ。つべこべ言わずに顔面にパンチを叩き込んでやる」
「試合を盛り上げたい。そしてパフォーマンスボーナスの5万米ドル(約7万5000円)も狙う。だが、金のためばかりじゃない。ベルトを防衛するため、そして自分の娘と家族のために出場する」
「早く戦いを終わらせたい。相手にサプライズを見舞って、カタールの観客も驚かせたい。それに、自分が体格の割に強力なKOパワーを持っているってことを見せつけてチャトリ・シットヨートン(ONE会長兼CEO)も驚かせたい」
いつでも自信満々のブルックスだが、現在はストロー級MMAの頂点に君臨していることもあり、その自信をさらに深めている。
さらに、前回の対戦以来急激な進化を遂げたとも自負している。
「自分は成長した。もう1年前のジャレッド・ブルックスではない。技術もかなり進化した」
「パシオをみくびってはいない。素晴らしい総合格闘家と思っているし、技術を徹底的に磨き上げてきたと思う。だが、それはジャレッド・ブルックス相手には通用しない。自分を倒せる奴なんていない。試合中でも、試合以外でも、自分は何にだって対応できる」
「パシオは自分を倒す気で相手がかかってくるだろうし、前にもリマッチで結果を残している。だが、そのことはわかっているし、何を仕掛けてくる気かもわかっている。切り口を変えてくるだろう。よりアグレッシブにかかってくるだろう。だが、自分は対応する準備はできている」
「次はデメトリアス・ジョンソンとしたい」
「ONE 166」で地上最強のストロー級ファイターとしての地位固めを目指すジャレッド・ブルックスだが、他の階級にも興味を示している。
ジョシュア・パシオを相手にタイトル防衛に成功すれば、その後はONEフライ級MMA世界チャンピオンのデメトリアス・ジョンソン(米国)に挑戦したいというのだ。
ブルックスは史上最強の総合格闘家として知られるジョンソンから長年にわたって刺激を受けており、自身にはこうしたレジェンドを倒せる力があるということを証明したいようだ。
「デメトリアス・ジョンソンとやりたい。体格もスピードもすごく似ているもの同士だ。それに、2人ともレスリングを多用するし、驚くべきキックの威力も有している。だから、絶対に面白い試合になると思うんだ」
「自分はデメトリアス・ジョンソンよりも強いと思う。笑われるかもしれないし、嘘だと思われるかもしれない。だが、自分はそう思っている。デメトリアス・ジョンソンと戦えば、自分の強さが引き立つと思う。何年も彼のことは研究しているが、自分のような激しい戦いをするファイターと対戦する準備はできていないように思う」
今年、ONEチャンピオンシップは米国大会開催を予定しているが、ブルックスはこれをジョンソンとの対戦の理想の舞台と考えている。
そしてそこで勝利を挙げ、自身は総合格闘技の歴代の名選手たちと肩を並べられる存在であることを証明できると断言する。
「米国大会は完璧な舞台だ。自分たち2人の米国のスーパースターが激突するんだから。誤解しないでほしいが、彼のほうが自分よりスター性がある。だが、デメトリアスのような相手は、自分のスター性も引き出してくれるだろうし、自分が売上を上げられるってことや、ケージの外でも中でもデメトリアス・ジョンソンよりも上手くやるってことも示せる」
「自分は世界最高のストロー級ファイターだってことを証明する準備はできている。さらに、できれば世界最高のフライ級ファイターだってことも証明したいね」