【11/9大会】メクセン、ベルト獲得なら「キャリア最高の瞬間に」
11月9日(土)の「ONE 169: Malykhin vs. Reug Reug」で、アニッサ・メクセン(アルジェリア / フランス)は再び夢を叶えるチャンスを手にした。
タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される同大会で、メクセンはジャッキー・ブンタン(米国)と初代ONE女子ストロー級キックボクシング世界王座を争う。
メクセンは、昨年12月の直近の試合で ペッディージャー・ルッカオポーロントン(タイ)とONE女子アトム級キックボクシング暫定世界タイトルを争ったが、判定で負けていた。
キックボクシングとムエタイで世界タイトルを7度獲得してきたメクセンだが、今回ブンタンに勝ってONEのベルトを獲得できれば自身のキャリアの集大成になる、とONEチャンピオンシップに話している。
「初代王座だから、歴史的なものだ。このタイトルを獲得できたら本当に素晴らしい」
「これは夢であり、目標であり、自分にとって大きな意味がある。ベルトを獲得できたら、間違いなく自分のキャリア最高の瞬間になることだろう」
数々の実績と史上屈指の女子ストライカーという評価をひっさげてONEに参戦したメクセンは、常にこのビジョンを念頭に置いていた。
最初の世界タイトルマッチでは挫折を味わったため、今回の大会に向けてのモチベーションはかつてないほど高まっているという。
「この瞬間を4年待ち続けていた。だからモチベーションは非常に高まっている。どうしてもこのベルトを獲りたい」
「間違いなく自分が勝つ。1ヶ月半前からハードなトレーニングを積んできた。調子は最高だし、戦う準備はできている。トレーニングのたびに全力で追い込んできたし、今回こそ自分の番だ」
ベテランの自信「これまでにも強敵と対戦」
キックボクシングとムエタイで16年にわたって活躍してきたアニッサ・メクセンは、あらゆる経験をしてきた。
このため、ONE女子ストロー級キックボクシング初代世界王座決定戦の対戦相手のジャッキー・ブンタンを侮っているわけではないが、その技術に動じる様子は見せていない。
メクセンはブンタンについてこう話している。
「彼女は完成されたアスリートで、ボクシングも上手い。だから、自分もボクシングをたくさん練習してきた。試合前特訓はいつもと同様だが、もちろん、対戦相手に合わせてスタイルの調整はする」
「彼女は強い。けれども、自分がいるレベルではどの選手も強い。これまでにも強敵とたくさん対戦してきた。こうしたことは初めてではない」
今回の試合では、メクセンは初めてストロー級に階級を上げる。
しかし、日々進化するための努力を重ねた事前特訓を経て、最高の状態で試合に臨めると自信を見せる。
「これが自分の本来の体重なので、体重や食事制限などを機にする必要はなかった。ただトレーニングに集中した。パワーを増やすために少し筋肉をつけただけだ」
「コンディションは最高だ。ハードなトレーニングもしたし、すべてが完璧だ」