【10/13大会】平田樹が両国大会で進化披露へ「打撃を見せたい」
歴史的イベント「ONE:CENTURY 世紀」の第1部で、平田樹はONE2度目の試合に臨む。
10月13日に地元である東京の両国国技館で、 石毛里佳を相手に女子アトム級の試合を戦う。
平田は葛飾区亀有の総合格闘技ジム「K-Clann」に所属する弱冠20歳。6月のデビュー戦で見せたようなパフォーマンスを続け、メジャー大会での期待の新星という立場を確立するつもりだ。
デビュー戦「ONE:LEGENDARY QUEST」で平田は、アンジェリー・サバナル(フィリピン)と対戦。冷静にサバナールをマットに倒し、ブラジリアン柔術のアームロック「アメリカーナ」によるサブミッション勝ちを決めた。第1ラウンド2分19秒だった。
「まったく緊張していなかった。本当に楽しかった。いつも試合を楽しんでいるし、緊張したことなんてない。いつだって次の試合を楽しみにしている」
「サバナルはムエタイ出身で打撃が得意。打ち合おうかとも思ったが、足を捕まえてテイクダウンを奪えたので、それはそれでよかった」
「タイミングがよかった。抑え込んでパンチを浴びせようと思ったが、彼女の腕がそこにあったからそっちにいった。インサイドローキックを受けたのが試合後にひどい打撲になっていたが、打たれても下がれないとわかっていたから、とにかく前に出ることを意識し続けた」
「試合の直後から、次の試合のためのトレーニングと準備を始めた」
ONE2度目の相手はプロとして遥かに経験豊富で、柔道出身の平田と同様、寝技が得意だ。
人生最大のステージでの石毛との対戦に備えるため、そしてフィジカルを強靭なメンタルに匹敵するレベルに引き上げるために、平田はパワーの強化に時間を割いてきた。
「体を大きくするために、週に3回ウェイトトレーニングしている。それにコンディショニングも」
「もちろん、いつも通り打撃と寝技の練習も続けている。彼女はグラップリングが得意だから、それに対応するためのトレーニングもしてきた」
アマチュアでもプロでも、平田は総合格闘家として全ての敵をサブミッションで破ってきた。だが「ONE:CENTURY 世紀」では、別の側面を見せることで、自分のスキルが進化し続けているところを見せたいと考えている。
それが関節技にしろ打撃戦にしろ、狙うはノックアウトだ。
「彼女は既にアジアでは知られた存在。でも自分もトレーニングを続け、うまくなっている。だからこの試合は自分がものにできると思う。彼女に来させるのではなくて、自分が前に出ていく。ケージに追い詰め打撃を浴びせる。グラウンドパンチも見せられたら最高」
「今回はみんなに第1ラウンドでのKO勝ちを見せたい。自分にとって新しい時代が始まる!」
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東京・両国国技館 | 10月13日 (日) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)
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「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。
複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。