【2/25大会】ONE: FULL CIRCLE、ユスポフとブランチの試合が中止に
2月25日(金)の「ONE: FULL CIRCLE」に出場予定だったベテラン、ONEフェザー級ムエタイ1位コンテンダーのジャマル・ユスポフ(ロシア)とディビッド・ブランチ(米国)が、出場を辞退することになった。
ユスポフは、ONEフェザー級ムエタイ世界王者のペットモラコット・ペッティンディー(タイ)に挑戦する予定だった。ブランチは、リードカードで元ONEミドル級世界王座挑戦者のレアンドロ・アタイデス(ブラジル)を相手にONEデビュー戦を控えていた。
だが、両者とも医療上の理由で出場が認められなかった。これにともない、対戦相手のペットモラコットとアタイデスも「ONE: FULL CIRCLE」を欠場することになり、試合自体が中止になった。
全員が出場を楽しみにしていたが、特にユスポフはONEチャンピオンシップに対して以下のように語っている。
長い間、目指してきた目標だった。この3年間は、この目標のために費やしてきた。ONEと契約した時から、チャンピオンのベルトを獲ることを夢見ていた。
グート・イノセンテがメインカードに、ウェルター級MMAマッチがリードカードのメインに
「ONE: FULL CIRCLE」では計12試合が行われることになった。ヘビー級キックボクシングマッチがメインカードに格上げとなり、グート・イノセンテ(ブラジル)が待望のONEデビュー戦でブルーノ・スサナ(ポルトガル)と対戦する。
イノセンテは、現在2連勝中のヘビー級のトップ級のキックボクサー。ムエタイとキックボクシングを合わせて38勝10敗の戦績を有し、うち17勝がノックアウトによるもの。SNSの投稿を見る限り、戦う準備は万端のようだ。
また、ノックアウト・アーティスト同士のMMAバトルがリードカードのトップを飾る。元ONEウェルター級世界チャンピオンのゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)がONEのニューカマーのヴァミール・ダ・シウバ(ブラジル)とONEのケージ「サークル」で対峙する。
カデスタムは12勝を挙げており、うち10勝がノックアウトによるもの。しかし、2019年10月にキャムラン・アバゾフ(キルギス)にベルトを奪われ、それに続く2試合ではハイレベルなグラップラーを相手に苦杯をなめた。
対するダ・シウバは、キャリア8勝をすべてノックアウトで挙げており、2021年12月にONEと契約した後、自身のインスタグラムでこう記している。
「我が街マナウス、家族、友人、サポーター、そして未来のスポンサーの皆さん、自分は努力と献身と愛情をもって、仕事を通して皆さんを代表することができたらと思っている。みんなやるぞ! 足跡を残そう」
ONE: FULL CIRCLEのメインカード
- (現王者) ライニアー・デ・リダー vs. キャムラン・アバゾフ (ONEミドル級世界タイトルマッチ)
- (現王者) ローマン・クリークリャ vs. ムラト・アイグン (ONEライトヘビー級キックボクシング世界タイトルマッチ)
- アウンラ・ンサン vs. ビタリー・ビグダシュ (総合格闘技 – ミドル級)
- エンリコ・ケール vs. タイフン・オズカン (キックボクシング – フェザー級)
- グート・イノセンテ vs. ブルーノ・スサナ (キックボクシング – ヘビー級)
- ファブリシオ・アンドラージ vs. ジェレミー・パカティウ (総合格闘技 – バンタム級)
ONE: FULL CIRCLEのリードカード
- ゼバスチャン・カデスタム vs. ヴァミール・ダ・シウバ (総合格闘技 – ウェルター級)
- クリス・ショー vs. ウラジーミル・クズミン (ムエタイ – バンタム級)
- ディアンドラ・マーティン vs. スミラ・サンデル (ムエタイ – 58kgキャッチウェイト)
- ユーリ・シモエス vs. ダニヤル・ザイナロフ (総合格闘技 – ミドル級)
- ジドゥオ・イブ vs. ダニエル・プエルタス (キックボクシング – フライ級)
- ラウル・ラジュ vs. ドレックス・ザンボアンガ (総合格闘技 – ライト級)