ジヒンが2冠女王に挑戦状「打撃でスタンプに勝ちたい」
「ONE: DREAMS OF GOLD」で総合格闘技ルールで白星を挙げた立ち技2冠世界女王のスタンプ・フェアテックスに挑戦状が届いた。
ONEアトム級キックボクシングとムエタイで世界タイトルを持つスタンプは8月16日、タイ・バンコクのインパクト・アリーナでアシャ・ロカに勝利。今後、総合格闘技のタイトル戦を射程に入れるまで勝利を重ねるための準備を進める、と話していた。
そこに、早速マレーシアの新星、ジヒン·ラズワンが堂々と対戦の意思を表明した。
20歳のジヒンは「スタンプとの対戦は、自分だけじゃなく、彼女にとっても有益だ。私は打撃力を試せるし、彼女はグラップリング技術を試せる」と理由を説明、「スタンプと戦ってみたい」と話した。
「スタンプの登場は印象的だった。総合格闘技への転向希望も、さらなる成功を目指す強い意思を感じる」
「簡単な相手ではないだろうが、対戦は絶対にあると断言できる。いい試合になると思う」
21歳のスタンプは5歳からムエタイを専門としていたが、短期間で驚異的な進歩を遂げた寝技で、”KOクイーン”の異名を持つロカを下した。
ジヒンも立ち技出身だが、メジャー大会でこれまでにグラップリングで4勝を挙げており、スタンプよりも寝技戦で有利だと考えている。
ジヒンは、スタンプの試合を分析し、対戦相手たちが狙えるであろう弱点を指摘した。
「スタンプがグラップリングや寝技に長けている相手と勝負した場合、バンコク大会の時のようには戦えないだろうと思う」
「テイクダウンを受けるチャンスが多くなるだろう。アトム級は、世界レベルの才能がしのぎを削っている。だが、正しいトレーニングをすれば、勝てるだろう」
そうは言うものの、ジヒンはサブミッション技術をスタンプ相手には使いたくないと明かす。ウーシューの世界チャンピオンとして、スタンプと立ち技で戦うことで、ファンが興奮するような試合ができると信じているからだ。
「対戦する場合、スタンプのストライキングを警戒する。だが、自分も強力な打撃を持っているし、自分の能力を過小評価はしていない」
「自分の寝技は彼女より優れていると思うが、おそらく寝技には持ち込まないだろう。スタンプの強みであるストライキングで、彼女に勝ちたい」