【8/27大会】ハガティー、フライ級ムエタイGP決勝「タイ人対決」を予想
5月のONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝で出場辞退を余儀なくされたジョナサン・ハガティー(イギリス)だが、このトーナメントの行方を楽しみにしているようだ。
元フライ級王者のハガディーは、8月27日 (土)の「ONE FIGHT NIGHT 1: Moraes vs. Johnson II」で行われる世界グランプリ交替試合でアミール・ナセリ(イラン / マレーシア)と対戦。勝利すれば、トーナメントに再出場するチャンスがある。
そして同日夜には、ハガティーの元宿敵で現ONEフライ級ムエタイムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)も登場。4位コンテンダーのサバス・マイケル(キプロス)とグランプリ準決勝で対戦する。
ロッタン有利の見方が多いが、ハガティーはマイケルがシンガポール・インドア・スタジアムでアップセットを起こす力があると信じている。
ハガティーはこう話している。
「(準決勝は)3ラウンドの戦いだ。自分が初めてロッタンと戦った時は、最初の3ラウンドはロッタンは打撃をせず、自分が打ちまくった。だから、サバス(マイケル)は3ラウンドでチャンスがあると思う。面白い。ロッタンが勝つと思うけれど、サバスにもチャンスはあると思う」
この2試合は、北米のゴールデンタイムでも放映されるが、その前日の8月26日(金)の「ONE 160: Ok vs. Lee II」では、もう一つのグランプリ準決勝も行われる。
この試合では、1位のスーパーレック・キアトモー9(タイ)と5位のボルター・ゴンサルベス(ブラジル)が対戦する。
ハガティーは、スーパーレックが有利とみているが、ゴンサルベスが勝ち進む可能性も否定しない。
ハガティーはこう語っている。
「知ってるか? 自分はボルター(ゴンサルベス)にもチャンスがあると思う。直近の試合(ホスエ・クルスとのグランプリ準々決勝)では、あまり感心しなかった。ちょっと残念だった。(プレッシャーに押しつぶされた)他人のようだった。だが、ボルターはできる限り頑張ってトレーニングしているだろう」
「スーパーレックは、トリッキーだ。(グランプリ準々決勝で)内藤大樹に最初の数分は苦戦した。(2020年12月に)自分が内藤と戦った際には、完全に打ちのめした。スーパーレックは内藤のスタイルに多少苦戦したから、ボルターにも苦戦するかもしれない。だから、みんなにチャンスがあるってことさ」
ハガティー、スーパーレックとの対戦熱望
ジョナサン・ハガティーは、サバス・マイケルとボルター・ゴンサルベスが、それぞれの対戦相手であるロッタン・ジットムアンノンとスーパーレック・キアトモー9を苦しめる力があると信じているものの、ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ決勝戦はタイ人対決になる可能性が高いと考えている。
2人のタイ人の効果的でありながらも、それぞれ極めて異なるスタイルを称賛しつつも、ロッタンとスーパーレックが対戦した場合の結果予想は難しいようだ。
一方で、ある選手を特に応援しているようだ。
ハガティーはこう付け加えた。
「スーパーレックをひいきにしている。選ぶのは難しいが、スーパーレックとロッタンがもし決勝で当たったら? 難しい。でも、あえていうならロッタンだ。スーパーレックと対戦するなら、全力で練習するだろうから。だが、金を賭けるほど確信はできない」
「(トーナメント優勝者は)スーパーレックであってほしいと思っているけれど。自分は、いつかは彼と戦ってみたいからね」