【11/8大会】初防衛パシオ、グラウンドでの激戦制す
ONEストロー級世界王者のジョシュア・パシオが、スリリングな試合展開でフィリピン勢対決を制し、初防衛に成功した。
11月8日(金)に母国フィリピン・マニラで開かれた「ONE:MASTER OF FATE」のメインイベントで、23歳の若きチャンピオン、パシオは40歳のベテラン、レネ・カタランと対戦。第2ラウンドでのサブミッション勝ちを収めた。
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Posted by ONE Championship on Friday, November 8, 2019
試合は第1ラウンド開始20秒余り、まずはパシオのスピンバックキックが炸裂する。カタランの腹部に見事に決まり、カタランは大きくよろめく。体勢を立て直したカタランは負けじとテイクダウンを狙いに行くが、逆にパシオに簡単に倒される。
だがそこから寝技で圧倒しようというパシオのもくろみは外れる。
パシオが上、カタランが下になり組み合った状態から、カタランがすばやくパシオの右足を取り、ヒールフックを決めにいく。パシオもすかさずカタランの右足を取り、アンクルホールドで対抗する。
だがカタランが締め上げを強めると、パシオはたまらず手を放し、上体を素早く回転させて逃れようと試みる。何度も体を回転させて逃げようとするパシオ、意地でも離すまいとするカタランの必死の攻防が続く。
パシオが抜けそうになると、カタランは今度はニーバー(ヒザ十字固め)に移行。さらにパシオを追い込もうとする。だがパシオはガードを破ってプレッシャーを弱めると、トップポジションを取る。パシオがグラウンドでの打撃を繰り出しつつ、サブミッションを狙うという体勢で第1ラウンドの残り2分間を終えた。
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Posted by ONE Championship on Friday, November 8, 2019
第2ラウンドは互いに左フックとキックを交わして始まる。そしてパシオが放ったボディキックをカタランが掴み、そのままパシオを倒そうと試みる。
パシオは後ろに下がりながら両膝をついて潰す。パシオはそのままギロチンチョークを仕掛けながら、四つん這い状態のカタランを仰向けにひっくり返す。カタランをマットに押し付けたまま、パシオは強烈なヒザやパンチを繰り出し、カタランの頭やボディを攻め立てる。
パシオはそこからサイドコントロールのポジション取り、カタランの首に手を伸ばし肩固めを決めにいく。パシオはしっかりとカタランを抑えつけたまま、サイドコントロールから、フルマウント、さらに反対側のサイドコントロールへと反時計回りに移動。カタランをがっちりと締め上げにかかる。
カタランは粘りに粘ったが、パシオの肩固めは完ぺきに決まっていた。必死の抵抗むなしく第2ラウンド2分29秒、とうとうギブアップせざるを得なかった。
この勝利によりパシオは、総合格闘技のキャリアで初めて世界タイトルの防衛に成功した。試合後のインタビューで、ONEコメンテーターのミッチ・チルソンに次の対戦相手を問われると、こう答えた。
「自分にとっては、自分がチャンピオンだ。自分の仕事はトレーニングを続け、レベルアップし、ただ次の対戦相手を待つこと」
パシオはプロ戦績を15勝3敗とし、フィリピン・マニラでの無敗記録を更新した。