【1/31大会】パシオ判定勝ち、ストロー級初の連続防衛王者に
ONEストロー級世界王者の座を史上最年少の若さで手に入れた男、ジョシュア・パシオ(フィリピン)が、また1つ戦歴に華を添えた。
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Posted by ONE Championship on Friday, January 31, 2020
シウバは第1ラウンド開始早々、得意とするブラジリアン柔術のスキルで攻める。間合いを狭めてはパシオを引き込んでグラウンドに倒そうとするが、パシオは無理せず引いて守る。
そしてパシオはアッパーカット、ヒザ蹴り、キックの猛打で攻めたてる。さらにはギロチンチョークも仕掛け、攻め込んでもただでは帰さないというところを見せつける。シウバはプレッシャーをかけ続け、パシオを倒すことには成功するものの、グラウンドではスコアを稼げなかった。
両者は共に、第1ラウンドの攻め方を決めており、試合は第2ラウンドに進むことは明らかだった。パシオはローキックで攻め、シウバのガードを突き破って右ヒザ、アッパーカットを決める。シウバは再びヒザを足掛かりにテイクダウンを仕掛け、相手の片側の足にしがみつくディープハーフガードからトップポジションに移る。
パシオは何とか逃れるが、シウバは絶妙なタイミングでキックを捕まえてトップポジションに戻る。アームトライアングル・チョーク(肩固め)が決まるかと思われたが、パシオももがきながら逃れて第2ラウンドをしのぐ。
第3ラウンド、パシオは戦術を微調整し、ボクシングで攻め始めたジャブからアッパーカットのコンビネーションでスコアを稼ぎ、タイミングを計ってトレードマークのヒザも繰り出した。
シウバは前にでてプレッシャーをかけ続け、何度か失敗した後にクリンチからパシオを倒すことに成功する。パシオは逃れて強烈なキックを何度か決めるが、シウバのヒザも食らう。
パシオはアッパーカットが効果的だったことに気づき、第4ラウンドもアッパーで攻める。それに対しシウバは相手を引き込もうとするが、パシオはしっかりと構えて、ニーバー(ヒザ十字固め)を狙うシウバから逃れる。
パシオはシウバの大ぶりな打撃に対し、パンチやキックで反攻し、打撃で優位に立っているところを見せつける。
そして最終第5ラウンド、シウバは強さを見せる。パシオの飛びヒザ蹴りからテイクダウンを決め、ギロチンチョークを回避すると、パシオのガードの内側から削る。
パシオは立ち上がって戦うが、シングルレッグ・テイクダウンを決められ、再び倒される。だが試合時間残りわずかという段階で、シウバも決定的な技を決めることはできなかった。
この結果、3人のジャッジのうちの2人が現世界王者のパシオを支持。スプリット判定で辛くも勝利を収めたパシオは、総合格闘技の戦歴を16勝3敗とした。