【10/22大会】初代ONEライト級グラップリング世界王座決定戦、ケイド・ルオトロvs. ウアリ・クルジェフ
ONEチャンピオンシップに世界クラスのサブミッション・グラップリングのアスリートが続々と参戦する中、初代世界王座を決める戦いが再び行われることになった。
10月22日 (土)の「ONE Fight Night 3」で、ブラジリアン柔術の天才、ケイド・ルオトロ(米国)が、サンボと柔道をバックボーンとするウアリ・クルジェフ(ロシア)と、初代ONEライト級サブミッション・グラップリング世界タイトルかけて戦う。同大会は米国のゴールデンタイムで生配信される大舞台だ。
19歳のルオトロは、現在指折りの勢いづいているグラップラーだ。2022年のADCC世界選手権では、全試合で一本勝ちで、最年少世界王者に輝いた。
同じくONEチャンピオンシップに所属するアンドレ・ガウヴァオン(ブラジル)の下で黒帯を取得したルオトロは、超アグレッシブで、一本を狙いに行くスタイルで知られる。一見無謀に見えるものの、実は一級の指導者の元で磨いてきた技術だ。
今年3月には、双子の兄弟のタイと共にONEチャンピオンシップと契約。ONEのサブミッション・グラップリング部門には、さらにトップ級のタレントが勢揃いすることになった。
そして5月の「ONE 157」では、ルオトロは元ONEライト級世界チャンピオンでサブミッションのスペシャリストである青木真也を圧倒。デビュー戦を勝利で飾った。
だが、対する33歳のクルジェフはユニークな難敵。
4度サンボの世界チャンピオンに輝いており、国際柔道連盟のグランドスラムとグランプリのチャンピオンになったこともある。
さらに、両者のマッチアップは興味深いスタイル対決だ。
ブラジリアン柔術をバックボーンとするルオトロは、背中をつけた状態での戦いや、様々なテクニックを駆使した複雑なグラップリングの応酬を得意とする。
対するクルジェフは、鮮やかなテイクダウンとトップコントロールを持っている。また、ロシアン・サンボの特徴である爆発的なレッグ・ロックを仕掛けてくるため、ルオトロにとって新たな挑戦となるに違いない。
10月22日の「ONE Fight Night 3」に関する最新ニュースは、今後もONE公式ホームページでお知らせする。