【9/6大会】終盤猛攻ビー・ニューイェンが母国ベトナムで白星
29歳のベトナム系アメリカ人のビー・ニューイェンが、ベトナム・ホーチミンの満席の会場を沸かせた。9月6日(金)に開かれた「ONE: IMMORTAL TRIUMPH」の女子アトム級ムエタイ戦で、プージャ・トーマルにスプリット判定で勝利した。この勝利でニューイェンのプロ戦績は6勝4敗。
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Posted by ONE Championship on Friday, September 6, 2019
両者ともONEスーパーシリーズ初参戦だったが、真っ向勝負の戦いとなった。
サウスポーで構えたトーマルが、最初に打撃をヒットさせた。ウーシューで培ったスタンスを駆使し、横蹴りでニューイェンの攻撃を流した。
トーマルには、明確なゲームプランがあった。ニューイェンに自分の間合いに入らせて、打ちまくるというものだ。だがニューイェンは、この策略にはまらず、機を見つけては打撃を放ってきた。
両者とも、間合いを詰めるほどに慎重な戦いを展開。第1ラウンド終了後は、どちらが勝利するかは予測不可能だった。
第2ラウンド、序盤はトーマルが優勢の場面も。だが、トーマルが距離を詰めるたびにニューイェンは、クリーンで的確なコンビネーションで打ち返した。
ニューイェンは、常に自分の間合いでうまく戦い、右のストレートと左のオーバーハンドでトーマルを捉え、このラウンド終盤は試合の流れを手にした。
最終ラウンド、ニューイェンは勝利は間近と悟り、トーマルに休ませる隙を与えず押しまくる作戦をとった。
終盤、ニューイェンはトーマルに果敢に首相撲を仕掛け、膝蹴りを繰り出し、フロアに転がした。組み合った際に、ニューイェンの肘が入り、トーマルは額から出血、試合は一時中断した。
試合再開後、ニューイェンは最後の猛攻に出て3ラウンドが終了した。
拮抗した女子アトム級の戦いの結末は、ジャッジに委ねられることになった。1人がトーマルを支持したが、攻勢だったニューイェンがスプリット判定で勝利を挙げた。
試合後、ニューイェンは、大歓声をあげるベトナムのファンの前でミッチ・チルソンのインタビューに応じた。
「歓迎と励ましをありがとう、ベトナム。ベトナムでこの大会を開いてもらい、ONEには感謝している」