【2/7大会】松嶋こよみ、勝利へ「自分の動きを最後まで」
松嶋こよみは昨年、初めてONE世界タイトルに挑戦したが、惜しくも獲得できなかった。だが、2月7日(金)、インドネシア・ジャカルタで行われる「ONE: WARRIOR’S CODE」では勝ち星を挙げ、今一度タイトルへの道を歩み始める気でいる。
メインカードの第1試合で行われるフェザー級マッチの対戦相手は、キム・ジェウォン(韓国)。ノックアウトアーティストであるキムは、2019年11月の「ONE: MASTERS OF FATE 」でONEデビュー。ハファエル・ヌネス(ブラジル)を相手に劇的フィニッシュを決めた。
松嶋は「どんどん(試合が)近づいてくるにあたって、練習での追い込みも増えてきて、気持ちも高まっている。今は早く試合をしたいという気持ちでいる」と、試合を楽しみにしている様子だ。
松嶋は、直近の2試合でレスリングに重点を置いた戦略をとったが、極真空手は黒帯の実力で、打撃にも長けている。そのため、今回の試合ではそうした面も見せていきたいと考えている。
最近ではグラップリング(組み技)の練習に時間を割いているそうだが、自身のONEデビュー戦のような記憶に残る勝利を再び挙げるべく、パンチとフットワークにも磨きをかけている。
「ボクシングジムに通うようになって、打撃面も見直した 」
「(キムは)完全にストライカーの相手。向こうも僕がグラップラーと思っていると思うので、そこでしっかりぶん殴って勝ちたいと思う。相手の勢いに飲まれずに、自分の動きを最後までやっていきたいと思っている」
「(キムは)決まった形、強い形を持っていると思う。打撃での圧力が強く、その勢いがある選手なので、そこをしっかり止めていかないと、と思っている。キム選手の距離感がボクシングの間合いで戦っていると思うので、そこに入らず、自分の攻撃をどんどん仕掛けていきたいというのが今回の戦略だ」
キムは、ボクサーとして無敗記録を誇り、総合格闘技では10勝のうち6勝はノックアウトで挙げている。加えて、ONEデビュー戦では恐れ知らずの戦いぶりをを見せた。松嶋は、そうしたキムの強みを分析する。
「(キムは)フィジカルが強いというのと、怖いもの知らずのように勢いよく出てくる。多分腰が強くて、タックルもそんなに簡単に倒せない選手かと思っている」
「最初は、多分お互い見合う時間ができるかと思う。僕も相手の距離に入らないところで戦いたいと思うし。でも、キム選手は遠い距離だと、ローを蹴ってきたりとか、そういう瞬間が多いと思うので、そこでの間合いの探りあいがあるのでは」
松嶋は、キムのパンチの危険性を知ってはいるが、自身の強みに集中することで、勝機を見いだせると信じている。
「もちろん、(キムは)前回もボディパンチで勝っているので、強いと思う。だがそこはあまり意識しても、自分の動きができなくなるので、まずは自分の動き、ということでやりたい」
「レスリングの練習はもちろん続けている。相手の攻撃を待つんじゃなくって、自分からどんどんタックルに入るような練習をスパーリングでやっているので、それを試合で出せていけたら 」
「多分、彼は自分のいいところでしか試合をしていない感じがある。もちろん、いいところも出されると思うが、逆に耐えて、僕がいいところを出していきたいと思っている。『相手に勝てると思ってやりたい』と、キム選手が言っていたと思うので、なめるな、というところを試合で見せられたらな、と思う」
ジャカルタ|2月7日 (金) |ONE:WARRIOR’S CODE|公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter|日本公式Instagram