【4/8大会】ラピクス「2度目の王座挑戦へアルバレス戦は負けられない」
ユーリ・ラピクス(モルドバ)は、4月8日(木)の「ONE on TNT I」で、米国のファンを楽しませたいと熱望している。
その夜のコーメンイベントで、ラピクスはアメリカの総合格闘技のスター、エディ・アルバレスと対戦する。
ラピクスは25歳でライト級2位コンテンダー。北米の視聴者に強い印象と持続的なインパクトを与えたいと考えており、華やかで魅力あふれるノックアウトアーティスト、アルバレスとの対戦に備えている。
「アルバレスとの対戦は複雑だ。このような伝説的な人物に向き合うのは簡単ではない」と、ラピクスは語る。
「彼は本物のレジェンドでタフガイだから、ファンに素晴らしいショーをお届けするために、できる限り努力している」
2014年にプロデビューして以来、ラピクスはそのグラップリングの専門知識、巧みな打撃、そして絶大なノックアウトパワーで活躍してきた。
ヨーロッパで12連続第1ラウンド勝利を収め、ONEチャンピオンシップとの契約を獲得。2019年5月のONEデビュー戦では、シャノン・ウィラチャイ(タイ)を相手に第3ラウンドで一本勝ち。その後、元ONEフェザー級世界王者で、マラット・ガフロフ(ロシア)を相手にわずか67秒で一本勝ちを挙げた。
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そして2020年10月、ONEチャンピオンシップのライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール)に挑戦する機会を得た。
ラピクスは、開始数秒で右パンチでリーからダウンを奪い、両者はマットの上でもみ合ったが、最終的にはリーがTKOで勝利、ラピクスの無敗記録はそこで止まった。
「リーとの試合は思った通りにいかなかったし、みんなもそう見ていたと思う。だが、今は後悔している暇はない」
「もちろん、タイトル獲得を期待していたので辛かったが、それが人生だ。時には勝つこともあるし、負けることもある。今は一歩ずつ進むしかないし、次の試合への準備に集中している」
今回の相手、アルバレスは偉大な経歴を有する総合格闘家だ。フィラデルフィア出身のアルバレスのプロ戦績は30勝7敗(無効試合1)、フィニッシュ率は80%、第1ラウンド勝利を15度挙げている。
さらに、北米の2大団体でライト級世界王座も獲得しており、ONEでもその歴史的偉業を再現しようと意欲を燃やしている。
ラピクスは若い頃からアルバレスに注目していたため、そのキャリアを熟知している。
そのため、この試合の重要性も理解している。こうした象徴的なスターに勝てば、総合格闘技界で自身の地位が高まるばかりか、再びONEライト級世界王者に挑戦できる可能性もあるのだ。
この記念すべきコーメインイベントに向け、ラピクスはイタリア・ミラノの「チーム・ペトロシアン」でトレーニングキャンプを行い、キックボクシング界の偉大なスター、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリチャンピオンのジョルジオ・ペトロシアンと練習に励んでいる。
「エディー・アルバレス戦への準備はできており、この試合に向けて100パーセント集中している」
「もし、アルバレスに勝てば、自分のキャリアの分岐点になる。相手はMMAの生きるレジェンドだ。彼は、最高の相手と対戦してきた選手で、その名を轟かせてきた」
「ONEチャンピオンシップの世界タイトルが欲しくてたまらないし、2度目のタイトルマッチをするにはこの方法しかないから、自信はある」
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