松嶋こよみ「トノンとタン・リーは避けては通れない」
松嶋こよみは世界タイトル争いへの道のりは簡単ではないとわかっており、だからこそ、フェザー級トップ選手とできるだけ早く対戦したいと思っている。
Koyomi Matsushima 🇯🇵 SWARMS Kim Jae Woong 🇰🇷
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Posted by ONE Championship on Friday, February 7, 2020
松嶋は今年2月にインドネシア・ジャカルタで開かれた「ONE:WARRIOR’S CODE」で、キム・ジェウォン(韓国)を圧倒し、再び世界戦に挑むための道を歩み始めた。
この勝利の後、松嶋は対戦の可能性がある相手として、ゲイリー・トノン(米国)とタン・リー(ベトナム/米国)を挙げていた。それはこの2人を、簡単に倒せると思っているということではない。松嶋がトップを目指す上で、必ず通らなければならない道と考えているからだ。
「 対戦したいかと言ったらそんなにしたくもない。すごく強い選手たちなので『やりたい!』と言ってやるような感じではない。でも、タイトルマッチをもう一度目指す上で避けては通れない選手たちだ」
松嶋が見据える両者は、対照的なスタイルの戦い方をする選手たちだ。このことも松嶋にとっての挑戦の一部となる。
トノンは世界最高クラスの、サブミッションを得意とするグラップラーだ。
ONEで5連勝中、しかも全てがTKOかサブミッションでの勝利だ。さらに特筆すべきは、全ての相手をキャンバス上で倒しているということだ。
「どうやって勝つかと言ったら、寝技に持ち込まれないようにするしかない。それは相手もわかって戦ってくると思う」
「彼の寝技へのアプローチを見ると、例えば遠い距離からのタックルがある。それを切って自分の打撃をコツコツ当てて、5分3ラウンドを戦い切りたいと思う。相手が疲れてきたところを狙いたい。そういう戦い方をしたい」
一方のリーは全く違うタイプの選手だ。
リーは華々しいストライカーで、全ての試合をノックアウトかサブミッションで勝ってきた。実際、勝利のうち91%はKOまたはTKOによって獲得している。松嶋のゲームプランも、対トノンとは完全に異なってくるだろう。
「トノン選手と対極。勝負のポイントは、どれだけ相手の距離で戦わないか。蹴りや打撃が強い選手なので、近い距離で戦えるのが望ましいと思う」
「(見どころは)やるか、やられるかという試合になると思う。相手にペースを握らせたらそのままやられてしまうと思うし、僕のペースで行けば、そのまま行けると思う。一瞬一瞬が勝負になる。そういう部分を見て欲しい」
「僕は(リーを)KOは出来ないと思う。やられる時は多分KOだとは思っているが、僕が勝つとなると相手のいいところを消す試合にならないといけない。KOを狙いに行ったらやられると思うので、相手の光を消す試合をしたい」
全く違った特徴を持つ選手たちと対戦する可能性があるため、松嶋は、ゲームのあらゆる分野で効果的に戦う能力が最も重要になると見ている。
松嶋はそれぞれの分野のスペシャリストに対抗して戦うために、打撃や寝技などを上手く連携させて戦うことに取り組んでいる。
最強の選手を目指すよりむしろ、最も順応性の高い選手になることが、ONEフェザー級世界戦の挑戦者に再び戻る道だと考えている。
「大事なのは自分のレスリングや打撃、寝技をうまく組み合わせて、しっかり戦えるようになること」
「打撃だけで戦えば勝てない選手もたくさんいるし、寝技だけで戦えば勝てない選手もいる。だから、組み合わせて総合格闘技をやるという風になれば、幅も広がる。ミックスして戦っていきたい」