【1/14大会】ミアド「池田仙三戦、フィニッシュ勝利したい」

Jeremy Miado defeats Miao Li Tao at ONE AGE OF DRAGONS YK 6902

いつも自信に満ち溢れているジェレミー・ミアド(フィリピン)の、2022年の目標は総合格闘技ストロー級のランキング入りだ。

だが、その目標の前に立ちはだかっているのは日本のベテラン池田仙三。両者は1月14日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムで行われる「ONE: HEAVY HITTERS」で対戦する。

ミアドは、昨年10月の「ONE: NEXTGEN」であったミアオ・リータオ(中国)戦で第2ラウンドTKO勝ちを収め、2連勝としている。さらに、タイ・バンコクのジム「マロック・フォース」に移り技術を磨いてきた。

今回の試合で再び圧倒的なパフォーマンスができれば、タイトル戦線の候補としてみなされるようになるかもしれない。

ミアドが独占インタビューで、スキルの強化、池田戦への思い、将来の目標などについて語った。

ONEチャンピオンシップ: 元パンクラス・チャンピオンの池田仙三と対戦する。これはキャリア最大の試練ではないか?

ジェレミー・ミアド: その通りだ。彼はとても経験豊富なファイターで、簡単な相手じゃない。すでに日本でチャンピオンになっているし、日本のファイターはレベルが高い。みんな上手いんだ。だから、これは最大の試練だと思っている。

ONE: 相手の長所と短所は何だと思うか?

ミアド: プレッシャーをかけて戦うファイターだ。それが難しい要因の1つだと思うが、準備はできている。長い間そのための準備をしてきた。

相手の主なゲームプランは、グラップリングに集中して、レスリングを使って自分をイラつかせることだと思う。自分がストライカーだと知られているので、距離を取って、スタンド戦でリズムを崩そうとしてくるだろう。

自分のアドバンテージは、若さだ。自分は(29歳で、39歳の)彼よりも若い。彼も年齢が上がってきているので、スタミナの点では有利だと思う。トレーニングで鍛えることはできるだろうが、追いつくのは難しい。

自分はボクシングと年齢で優位に立てると思っている。彼のプレッシャーやグラップリングへの対処に加えて、あらゆる局面に備えている。どんな試合になっても、準備は万端だと思っている。

Jeremy Miado defeats Miao Li Tao by TKO at ONE: NEXTGEN.

ONE: どんな試合になると思うか? 

ミアド: 彼はテイクダウンを狙ってくるような気がする。自分は、テイクダウンされないようにして、打撃戦に持ち込みたいと思っている。だが、彼もちゃんとしたストライカーだ。打撃では珍しいスタイルの持ち主だから、打撃戦を挑まれても驚かない。けれども、得意のグラップリングを使われると予想している。

ONE: テイクダウンをする可能性は?

ミアド 場合による。テイクダウンのチャンスがあって、そこで自分が有利なポジションを取れると思えば、いいかもしれない。だが、スタンド戦の方がいい。

ONE: この試合をどのように終わらせたいか?

ミアド: フィニッシュがしたい。ジャッジの手に委ねたくない。TKOかKO勝ちのどちらかがいい。

ONE: ミアオ・リータオを2度倒したが、2試合目ではかなり成長できたと話していた。何が変わったのか?

ミアド: 大違いだった。レスリングの技術が向上したと思うが、トレーニング中にそこに集中していたからだと思う。待っている間もずっとレスリングを続けていた。打撃も向上した。今ではより総合的なストライカーになったと感じている。落ち着いて、バランスがとれていて、計算した上で打撃を放てた。やみくもに打ち込むことはなかった。簡単にテイクダウンをされないように、打撃をするときはバランスを保った。

Jeremy Miado defeats Miao Li Tao by TKO at ONE: NEXTGEN.

ONE: そうした成長の理由は、「マロック・フォース」への移籍のおかげか?

ミアド: その通りだ。こに移ってからは、朝も昼も夜もひたすらトレーニングしている。自分の多くの弱点はここで改善できると知っている。だから、このチャンスを無駄にしたくない。

ONE: 移籍後に取り組んだことの中で、一番上達したと思う点は?

ミアド: レスリングに違いない。ここのレスリングはレベルが違う。トレーニングの方法はほとんど同じだが、スキルやテクニックのレベルは、以前にトレーニングしていたところと比べて、こちらの方がはるかに上だ。確かにフィリピンには素晴らしいレスラーがたくさんいるが、一緒に練習する機会がなかった。

今回、タイに移る機会を得て、自分のレスリングを鍛えることができて嬉しい。また、練習がずっとあっているので、上達も早い。

ONE: 今回のはトップ5コンテンダーではないが、池田仙三という優秀なベテランと当たる。もし勝てば次はランカーと対戦するのにふさわしい立ち位置になると思う?

ミアド: ここで勝てば、それに値すると思っている。池田との対戦には問題がない。だって、自分をアピールしてランキングにも入れると証明できる機会だから。ランカーと対戦するためには池田を倒さないといけない。この階級にはたくさんいい選手がいるからね。

Read more: 【1/14大会】ONE: HEAVY HITTERS 観戦ガイド

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