【10/7大会】ムスメシと青木真也、無差別級サブミッション・グラップリングマッチ
現ONEフライ級サブミッション・グラップリング世界チャンピオンのマイキー・ムスメシ(米国、27)と、日本の総合格闘技界のアイコンである青木真也(40)との対決が決定した。
10月7日(土)の「ONE Fight Night 15」で、両者はオープンウェイトのサブミッション・グラップリングマッチで激突する。
世界トップクラスのグラウンドファイターとして知られるムスメシは、今月の「ONE Fight Night 13」で行われた世界タイトル防衛戦で挑戦者ジャレッド・ブルックス(米国)を圧倒的な強さで下し、絶好調としている。
今年はすでにONEで3戦しており、いずれも快勝。今回の試合で青木に勝てれば、パウンド・フォー・パウンドの選手としての地位をさらに固めることができるだろう。
しかし、対する青木は、いわゆる典型的なMMAファイターではない。
プロ60戦近くの試合経験を有し、元ONEライト級世界チャンピオンで、間違いなくMMA史上で最も恐れられるサブミッションの名手として知られる。
キャリアを通じてサブミッションで30勝を挙げ、ONE世界タイトルマッチでも3度一本勝ちしており、正真正銘のグラウンドのスペシャリストだ。
さらに、青木はMMAでの活躍で伝説的な地位を築き上げたが、サブミッション・グラップリングにも精通している。ADCCサブミッション・ファイティング世界選手権にも出場経験があり、ONEでは2017年に行われた団体史上初のグラップリングマッチでゲイリー・トノン(米国)と対戦し、黒星を喫した。
こうしたグラップリング能力や最高レベルでの競技経験、そしてより軽量のフライ級のムスメシとの体格差が青木のアドバンテージとなるだろう。
青木は対戦発表を受け、次のようなコメントを出した。
「今をときめく新星の踏み台にされるロートルの構図ではありますが、おじさんの本気を見せるべく全力でぶつかって参ります」