【9/6大会】MOMOTARO、対シットンノーイ「ヒジでフィニッシュを狙う」
リングネーム「MOMOTARO」として知られる小寺耕平は9月6日、「ONE: IMMORTAL TRIUMPH」で、シットンノーイ・ポー・テラクン(タイ)と対戦する。
シットンノーイは、ムエタイの世界王座に何度も就いた経験があり、222勝81敗という驚異的な戦績を誇る。
29歳のMOMOTAROは、今回のベトナム・ホーチミンでの試合が3度目のONEスーパーシリーズ参戦となる。この試合に向け、独自のトレーニングで、4オンスグローブで戦うパワーと、スピードを磨いてきた。
MOMOTAROは、オープンフィンガーグローブに順調に適応したと話す。
「みんな気付くと思うが、オープンフィンガーグローブではガードの方法が変わってくる」
「グローブが小さいから、隙間を狙って打たれることがある。自分はパンチを避けたり、受け流す戦い方が好きで、あまりタイトなガードをしない。だから、自分のスタイルに合っていると思う」
「オープンフィンガーグローブでは、1度しか戦ったことがないが、強いムエタイ選手と戦う際は、一発KOのチャンスがあると思う」
シットンノーイは、10歳から試合に出始め、39歳の今ではムエタイのレジェンドとして知られる。ジョセフ・ラシリや工藤政英相手に勝利を収めている。
MOMOTAROは、この強敵を相手にするための対策を練ってきた。
「ムエタイ選手の試合を見ると、あまり試合スタイルを極端に変えない。シットンノーイは、伝統的なムエタイスタイルでくると思う」
「シットンノーイは、サウスポーの選手なので、左利きの選手とトレーニングとスパーリングを重ねてきた。サウスポーからスタンスを変えるので、それに対応した練習もした」
「スタンスを変えてくる相手との対戦は難しいが、そんなにスピードがある相手とは思えない。スピードに関しては、相手の試合を見る限り、自分の方が有利だと思う。なので、スピードを駆使して、パンチで捉えれば、ダウンを狙えるだろう」
シットンノーイ相手に油断はできないとMOMOTAROはわかっており、ディフェンスにも集中して取り組んできた。
「シットンノーイのミドルキックは強力だと思う。ヨーロッパ人の選手を相手にした試合を見ると、キックで対戦相手のバランスを崩しているようだ」
「食らえば、最悪だ。ヒジにも注意する必要がある。フットワークを使って、間合いをコントロールして、ミドルとローキックを食らわないようにする」
こうはいうものの、MOMOTAROは用心深いアプローチで試合に臨むわけではない。自分らしいやり方で戦って勝ち、激戦のフェザー級で名を上げることを目指しているのだ。
「自分が個人的に気に入っている特長、キック技術を見せたい。それだけじゃなくて、ファンに自分の持ち味全てを披露して、会場を盛り上げたい」
「この試合は注目度が高いと思うので、圧倒的な勝ち方をしたい。ムエタイの選手が相手だから、強力なヒジでフィニッシュを狙う」
「今回はより攻撃的に行って、会場を沸かせたい。日本のファンにはMOMOTAROがどのくらい強いか見せたいし、完全勝利を挙げたい。そして、怪我をしなかったら、10月の試合(東京・両国国技館である「ONE:CENTURY 世紀」)に出るためのアピールをしたい。これが今のところの目標だ」
ホーチミン | 9月6日 (金) | 19時半(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)