【1/31大会】MOMOTARO、ペッダム戦「第1Rから試合が動く」
ムエタイ界のスターを相手に、驚くべき歴史的な勝利を挙げたMOMOTAROこと小寺耕平は、たとえ元世界チャンピオン相手でも倒すことができると信じている。
MOMOTAROは、1月31日(金)にフィリピン・マニラで開かれる「 ONE: FIRE AND FURY」で、タイのノックアウトアーティストであるペッダム・ペッティンディーアカデミーとフライ級ムエタイマッチで対戦する。
ONEチャンピオンシップのタイトル獲得を目標とするMOMOTAROは、この一戦に勝利すれば、その目標に近づくことになるだろう。
29歳のMOMOTAROはWBCムエタイインターナショナル王座を奪取した実績の持ち主。昨年3月の「 ONE: REIGN OF VALOR」のONEデビュー戦では、ケニー・ズィー(オーストラリア)を相手にユナニマス判定で勝利。9月の「ONE: IMMORTAL TRIUMPH」でタイのレジェンド、シットンノーイ・ポー・テラクンを41秒でノックアウトした。
「難しい試合になるかと思っていたが、自分でも驚いている。1ラウンドKOで飾ることができて、すごく、嬉しかった」とMOMOTAROは振り返る。
「周りもびっくりしていたし、自分もまさかああいう勝ち方ができるとは思っていなかった」
この記憶に残るパフォーマンスの後もまた強敵が待ち受けていることは、予想範囲内だった。そして今回の試合で、元ONEフライ級キックボクシング世界王者を相手に自身のムエタイ技術を試したいと燃えている。
「次から次へと強い相手が来るだろうと予想していたので、今回ペッダム選手に決まったが、いつかやるんじゃないかなというのがあった」
ペッダムはONEデビュー直後3戦連続でハイライト級のノックアウトを決め、スターダムにのし上がった。MOMOTAROと同じくサウスポーだが、スタイルは異なる。一番の違いはその強力なパワーだ。
MOMOTAROは、ただ打撃を繰り出すだけではペッダムを制することができないとの予想に基づき、準備をしてきた。
「左ミドルや左クロスなど、左の攻撃が強いイメージがある。気持ちも強い選手だ」
「(練習の仕方は)大きく変えたわけではないが、左の攻撃をミット中にコーチにしてもらっている。それに合わせて攻撃を打つ練習を体に染み込ませている。サウスポー同士でも(ペッダムは)左で蹴ってくると思う」
ペッダムの強さは知っているが、MOMOTAROは重圧に負けずに戦い、勝つ方法があると信じている。鍵となるのは、フットワークとキックの技術とオープンフィンガーグローブによる素早いパンチだ。
「オープンフィンガーだと隙間からパンチを狙える。パンチの打ち合いで、あのグローブならチャンスがあると思う」
「足技が得意なのでいろんな足技を見せて会場を湧かせたい。あの選手を倒したら世界中が驚くと思うので今それをモチベーションに練習を頑張っている」
ペッダムは序盤から仕掛けてくることでも知られている。もし、MOMOTAROが前回の試合のような爆発的パフォーマンスができれば、ONEスーパーシリーズでもっともダイナミックなアスリート同士による記憶に残る試合になるだろう。
「最初からどんどん攻めていくつもり。向こうも見てくるタイプではないと思うので、第1ラウンドから試合が動くのではと思っている」
「2020年は勝負の年。一戦一戦負けたら終わりの覚悟で戦っていくので、それを見てほしい。トップ選手と戦えるのも嬉しいし、なかなかないので、このチャンスを掴みたい」
マニラ|1月31日 (金) |ONE:FIRE&FURY|公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter|日本公式Instagram