【5/20大会】王者ペットモラコット、防衛戦へ「自分を倒せる奴はいない」

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ペットモラコット・ペッティンディー(タイ)はすでにONEフェザー級ムエタイ世界タイトルを有しているが、より高い野望を抱いている。

28歳のペットモラコットは、ムエタイのビッグネームとしての地位を固めたいと思っており、5月20日(金)にシンガポール・インドア・スタジアムで行われる「ONE 157: Petchmorakot vs. Vienot」のメインイベントで、ジミー・ビエノ(フランス)を迎え、防衛戦に臨む。

すでに2度の世界タイトル防衛を果たし、ペットモラコットはこの階級で絶対的な存在となっているが、大舞台で自身のレガシーを築きたいと熱望している。

ペットモラコットはONEにこう語っている。

「チャンピオンであり続けていることを皆に知ってもらうため、そして自分のムエタイを皆に見せるために、世界タイトル防衛戦が再びできることをうれしく思う」

ノンオー(ガイヤーンハーダオ)ロッタン(ジットムアンノン)と同じように、自分の存在を知ってもらいたい。自分を認めてもらいたいし、この試合でそれをやりたい。世界に受け入れられるように、自分の実力を示す」

ONE世界王者の中で勝利数で上回られているのはロッタンとノンオーのみ。このためペットモラコットは今回の試合でONE8勝目を挙げれば、互角の存在になることができる。

この目標を掲げ、2年前からプロボクシングにも参戦。武器を増やし続けている。

進化を続けることで、スキルを強化し、多彩な攻撃でファンを楽しませ、今後何年にもわたってこの階級を支配していきたいと考えているのだ。

ペットモラコットはこうコメントしている。

「パンチとヒジ打ちを加えることで、自分のファイトスタイルを変え、さらに多くの武器を持っていることを世界に認められたい」

「自分の試合では毎回、新しい武器を見せることができるだろう。誰も自分を倒すことはできない。このままずっとナンバーワンでいたい。夢は、できるだけ長く世界チャンピオンであり続けること」

ビエノ対策は「打ちまくること」

ペットモラコットは、ムエタイ世界チャンピオンに5回輝いたビエノは簡単な相手ではないと分かっているが、対応する準備はできている。

身長180センチのペットモラコットとしては珍しく、自身より背が高い相手との対戦になるが、自身のゲームプランが成功へと導いてくれると確信している。

ペットモラコットはこう話す。

「彼は背が高く、パンチ、キック、ヒジ、あらゆる種類の武器を持ったファイターだ。指折りの危険な相手と言われている。彼の武器はヒザとキック、そして高身長であることだろう」

「対策は、できる限り打ちまくること。パンチで強さとパワーを出し、ヒジと近距離でのヒザを交ぜる」

「ダメージを与えられると思う。満足がいく終わり方は、ノックアウトだけだ」

ペットモラコットは、トレーニング・キャンプで自信を培っている。

チームメートのONEアスリート、ソーグロー・ペッティンディー(タイ)は2019年にビエノに直近の黒星を付けており、ジムぐるみで対策を練っている。

もちろん、試合に挑むのは自身にほかならないが、こうした情報は役に立つに違いない。

ペットモラコットはこうコメントしている。

「ソーグローは、ジミーを倒したことがある。チームメイトとして、自分もジミーに勝てると思っている」

「ペッティンディーのジムは、この試合に向けて武器を用意している。(コーチは)ヒザ蹴りとヒジを繰り出して、パンチを入れろと行っている。こうすれば勝てる、間違いない」

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