【12/4、12/18大会】クリークリャが防衛戦、ノンオーvs.ロドレックも
ONEチャンピオンシップは、シンガポール・インドア・スタジアムで、2020年を締めくくる2つのライブイベントを行う。それぞれのメインイベントは、世界タイトルマッチだ。
まず12月4日(金)の「ONE: BIG BANG」で、ONEヘビーライト級キックボクシングのローマン・クリークリャ(ウクライナ)が、ムラト・アイグン(オランダ / トルコ)を迎え、防衛戦を行う。
2週間後の12月18日(金)には、「ONE: COLLISION COURSE 」で、ONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンのノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)が、ロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ)を相手に防衛戦に臨む。
クリークリャはプロ戦績45勝7敗で、昨年はONEで最高のスタートを切った。
昨年11月のデビュー戦では、タリック・ケバベス(モロッコ)をノックアウトし、初代ONEライトヘビー級キックボクシングタイトルを手に入れた。
そして今、クリークリャは、アイグンを相手に初の防衛戦に挑む。
アイグンは、一発で王者を倒しにいくパワーを持つアスリート。ISKAスーパーヘビー級世界チャンピオンで、プロ戦績は16勝1敗。この世界的なスターは待ちに待ったONEデビュー戦をシンガポールで迎える。
クリークリャの身長は2メートルと、アイグンよりも7センチ高いが、アイグンはパワーとテクニックを有しており、タイトル奪取を期待できる。
その2週間後のイベントでは、待ちに待ったタイのスター同士、ノンオーとロドレックの対戦が行われる。
ノンオーは一度引退した後、2018年4月にONEスーパーシリーズで競技に復帰。以来誰も止められない強さを誇ってきた。
シンガポールのメガジム「Evolve MMA」所属で、キャリア通算戦績は驚異の261勝54敗1分。ONEに参戦して2勝し、2019年3月に初代ONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンになった。
以来、ノンオーは3度防衛に成功しており、直近の2019年11月の試合では、トップランクのコンテンダー、セーマペッチ・フェアテックス(タイ)をフィニッシュし、ONEスーパーシリーズ・ノックアウト・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
ノンオーは6連勝中だが、一方のロドレックもベルトを奪おうと闘志を燃やしている。
ロドレックは、“鉄の機関車(The Steel Locomotive)”のニックネームを有しており、3連勝した後、2020年8月のONEバンタム級ムエタイトーナメントに出場。
準決勝で敗退したが、決勝出場予定者の負傷のため、舞い込んできたチャンスを生かし、クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)から2度ダウンを奪って、ユナニマス判定でトーナメントの頂点に。
この勝利でロドレックの戦績は129勝41敗5分に。階級で2位コンテンダーの位置を確保し、ノンオーへの挑戦権を手に入れた。
「ONE: BIG BANG」と「ONE: COLLISION COURSE」のフルカードは、ONEの公式ホームページで、近日中に発表される予定。