怪我から復帰のリー・カイウェン「2020年は2試合以上したい」
16ヶ月間試合から離れていたリー・カイウェン(中国)は、11月にフィリピン・マニラであった「ONE: MASTERS OF FATE 」でバンタム級マッチに久々に参戦し、爆発的なパフォーマンスを見せた。
Chinese supernova Li Kai Wen 🇨🇳 makes a statement in his return to action, toppling "The Great King" Paul Lumihi with a first-round 💥 KNOCKOUT 💥📺: How to watch 👉 http://bit.ly/ONEMOFHTW🏨: Book your hotel 👉 hotelplanner.com📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop official merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, November 8, 2019
24歳のリーは、元々はフェザー級の選手だったが、ポール・ルミヒ(インドネシア)を相手にノックアウト勝ちを収めた。階級を落としてもなお、強烈なノックアウト力は健在ということを見せつけた。
白星はあげたものの、リーは自身の能力全てを発揮できたとは思っていない。この試合は新しい階級での身体能力のテストだったと捉えているようだ。
「1年以上にも及んだ休養後の調整と、膝の手術からの復帰のためだった。多くの試したいことがあったが『膝は復調したか』ということだった」
「試合の準備期間、コーチはかつての6割回復することを願っていた。とにかく辛抱強く、試合に慣れるというやり方をとった」
159秒で終わった試合は、観戦したファンにとっては「辛抱強く」という言葉からはかけ離れたものだが、リーはフィニッシュを決める前にあらゆるスキルを試すことができた。
第1ラウンドでのノックアウト勝ちは望んでいた結果ではあるものの、リーは「スタミナとパワーについては、不満が残った」と認める。
「軽く、素早く動いていると感じたが、スタミナについてはもっと鍛えなければいけない。KOを第1ラウンドで決めるのは気持ちいいものだが。膝の回復についても自信が持てた」
リーは現在4連勝中。リハビリが順調に進んでいることを確認した今、バンタム級の有力選手として名乗りを上げようとしている。
バンタム級は層が厚く、大勢のアスリートがビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)が有するONEバンタム級世界タイトルを狙っている。
リーは、この階級のトップへの道を駆け上ろうと意気込みを見せる。
「どんなトップ選手相手でも戦うつもりだ。ジョン・リネカー(ブラジル)との試合を望んでいるファンもいるが」
「素晴らしい試合になるだろう。だが、準備にはもっと時間が必要だと思っている。前の試合では、休養前の6割の力しか出せなかったから。だが、試合が組まれれば絶対断らない」
「現在はバンタム級での存在感を増そすことに集中している」
リーはキャリアの中断から学んだ教訓を2020年に実行に移すつもりだ。
「昨年はつらい出来事もあったが、より良い人間になれたと思う」
「子供の頃から教えられてきた通り、忍耐や、決意、根気、着実といった価値観の大切さを思い知らされた」
リーは、フェザー級のライバルとの対戦などの抱負も述べた。
「短期目標は3月の中国の試合に出ること。約4年中国で戦っていないから。それから、2020年は2試合以上をこなしたい」
「バンタム級であと数試合やりたい。だが(ONEフェザー級世界王者の)マーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)との決着もつけなくては」