ONE立ち技最強女王スタンプ「子供の頃から戦ってきた、プレシャーを与えてユニクを倒す」
6月15日に上海で開催される「ONE: LEGENDARY QUEST」で、WBCムエタイ女子世界王者のアルマ·ユニクの挑戦を受け、ONE女子アトム級ムエタイ世界タイトルマッチの防衛戦に挑むスタンプ·フェアテックス。タイの最強女子は、既に臨戦態勢だ。
キックボクシングとムエタイ両方の競技でONE女子アトム級王者のベルトを巻くスタンプ。対するは、オーストラリア出身の18歳でWBCとIPCCの世界タイトルを保持する若き挑戦者だ。
スタンプは今年2月のシンガポール大会で、米国の強豪ジャネット·トッドを相手に5Rフルの死闘を演じた試合に続く、2戦目だ。試合間隔が数ヶ月空いたが、それは王者ということを考えれば普通のこと。しかし、スタンプはすぐにでも試合がしたかったという。
「私はアクティブに動き続けたいタイプ。試合は月に1度が理想です。ONEが試合のオファーを出す時、私はいつだって準備OKなんです」
「次の試合は上海で開催されますが、中国に行くのは初めてなので興奮しています。新しい場所に行くのは楽しいし、日本やシンガポールにも一度行ったことがあって、常に楽しんでいます。こういう機会を与えてくれたONEには感謝しています」
21歳のスタンプはエネルギーに溢れている。次の試合が仮に5Rまでもつれても、彼女はその強さを最後まで維持するだろう。しかし、油断はならない。ユニクは2つのTKO勝利で2つのベルトを奪取し、その後負け無しで勢いに乗っている。
ユニクはまだ10代だが、プロ戦績は24勝4敗と既にベテランの域だ。
「ユニクはスピードがあってアグレッシブな選手。そして、どんどんプレッシャーをかけてきます。でも、そういう選手は逆にプレッシャーをかけられたとき対処できない場合があります。そこを狙っていきたい。彼女の経験が浅いとは思わないけど、私は子どもの頃から闘ってきて、より経験が多い。そういう家庭で育った強みがあります」
21歳のスタンプは、すでに15年のキャリアを持つ。しかし、それでも、改善することを忘れずに鍛錬を続けてきた。実際に、ボクシング技術はここ最近でさらに強化された。また、彼女のチームも世界レベルのコーチ陣がいて、最高の戦略を練ってくる。
「打撃には自信があります。それに、小さいグローブを使うとパワーもスピードも上がりますが、それは相手も同じことなので、注意して闘わないと危ない。ケアレスミスをせず、エキサイティングな試合にしたいですね。私はダメージを受けることを恐れない。ムエタイを愛しています」
美しく闘うスタンプが女性に与える影響は大きい。彼女は、現状に満足せず、さらに先の未来も見ている。
「いま持っている2つのベルトを防衛し、そして、今年の後半には総合格闘技(MMA)ルールの試合に参戦したいと思っています」
闘う女神スタンプ·フェアテックスは止まらない。