2つの世界タイトルマッチと、2つのビッグなサブミッション・グラップリングマッチ、そしてONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準決勝が詰め込まれた大会「ONE 157: Petchmorakot vs. Vienot」が5月20日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムで開かれた。
メインイベントのONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチでは、現役王者のペットモラコット・ペッティンディー(タイ)が、ジミー・ビエノ(フランス)に勝利し、3度目のタイトル防衛に成功した。
コーメインイベントでは、ONEストロー級ムエタイ世界王者のプラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)が1位コンテンダーのジョセフ・ラシリ(イタリア / モロッコ)と対決。ラシリが第3ラウンドでTKO勝利を挙げ、新王者となった。
ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝では、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)、スーパーレック・キアトモー9(タイ)、ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)、サバス・マイケル(キプロス)が勝ち、準決勝に進むことになった。
ブラジリアン柔術界のホットな若手スター、19歳の双子の兄弟タイ・ルオトロとケイド・ルオトロ(いずれも米国)は、それぞれゲイリー・トノン(米国)、青木真也に勝利した。
ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOは、ペットモラコット、ラシリ、ロッタン、タイ・ルオトロに5万米ドル(約640万円)のパフォーマンス・ボーナスを授与した。
試合結果は以下の通り。
メインカード
フェザー級 ムエタイ 世界タイトルマッチ
ペットモラコット・ペッティンディー が
ジミー・ビエノ に、 スプリット判定で勝利
ストロー級 ムエタイ 世界タイトルマッチ
“ハリケーン”ジョセフ・ラシリ が
プラジャンチャイ・PK・センチャイ に3ラウンド3:00 、 TKOで勝利
フライ級 ムエタイ 世界グランプリ 準々決勝
ロッタン・ジットムアンノン が
ジェイコブ・スミス に、 ユナニマス判定で勝利
ライト級 サブミッション・グラップリング
タイ・ルオトロ が
“The Lion Killer”ゲイリー・トノン に1ラウンド1:37 、サブミッション (ダースチョーク)で勝利
ライト級 サブミッション・グラップリング
ケイド・ルオトロ が
“跳関十段”青木真也 に、 ユナニマス判定で勝利
フライ級 ムエタイ 世界グランプリ 準々決勝
ボルター・ゴンサルベス が
ホスエ・クルス に1ラウンド0:35 、 ノックアウトで勝利
リードカード
フライ級 ムエタイ 世界グランプリ 準々決勝
“The Kicking Machine”スーパーレック・キアトモー9 が
“サイレントスナイパー”内藤大樹 に、 ユナニマス判定で勝利
フライ級 ムエタイ 世界グランプリ 準々決勝
“ザ・ベイビーフェイスキラー”サバス・マイケル が
アミール・ナセリ に、 ユナニマス判定で勝利
アトム級 総合格闘技
“Lil' Savage”アリース・アンダーソン が
“Knockout Queen”アシャ・ロカ に1ラウンド2:04 、サブミッション (トライアングル・チョーク)で勝利
フェザー級 キックボクシング
“Too Sharp”モハメド・ブタザ が
ダビッド・キリア に、 ユナニマス判定で勝利
ストロー級 総合格闘技
ワンダーガール・ジャルーンサック が
ゼバ・バーノ に1ラウンド1:22 、サブミッション (アームバー)で勝利
フライ級 ムエタイ 世界グランプリ 交替試合
“Lion”シャーゾット・カブトフ が
“The Bosnian Menace”デニス・ピューリック に、 ユナニマス判定で勝利