【7/31大会】ONE選手が徹底分析!シッティチャイvs.スーパーボン
ONEチャンピオンシップが久々に再開する大会は、2つの世界タイトル戦が注目を集めるかもしれないが、ONEデビュー戦を迎える2人によるフェザー級のキックボクシングマッチも忘れてはならない。
7月31日(金)にタイ・バンコクで開かれる無観客大会「ONE:NO SURRENDER」で、シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)は同胞のアスリートスーパーボンを相手に注目のONEデビュー戦に臨む。世界中のファンは、両者のこの3度目の対決の時を待ち望んできたのだ。
2人のストライカーが2016年1月に初めて対戦した時、シッティチャイが第2ラウンドに右フックでスーパーボンをノックアウトした。
だがわずか8ヶ月後、今度はスーパーボンがユナニマス判定で勝ち、シッティチャイにリベンジした。
両者が3度目の対決に向けて準備を進める間、ONEチャンピオンシップのアスリートたちが、注目の対決の勝負の行方を分析する。
渡辺優太
「この試合はパンチ対キックの試合だ!」
「パンチのシッティチャイはムエタイの選手なのにボクシングテクニックがとても高い選手で、スウェーからの攻撃に注目したい。それに対してキックのスーパーボンは、右ミドルがとにかく強い。右の蹴りを多く出して、隙があればパンチを出して攻めて行くのかなと思う」
「2人は2回対戦経験があり、1勝1敗だから、ONEの舞台でKO決着するのを願っている!」
「どの選手もONEのダメージ採点をどう意識して戦っていくのかによって、戦いの流れなどが変わっていくのではないかと思う」
リトゥ・フォガット
「大物同士の激突。どちらも伝説のキックボクサーだ。彼らはかなり長い間トップに立っており、ONEチャンピオンシップでのデビュー戦を見られることに興奮している」
「どちらも非常に才能があるから、予測するのは難しい。この試合についてはよくわからなくて、どうなるのは早く見てみたい。もし選ばなければいけないとしたら、シッティチャイだ」
グルダーシャン・マンガット
「シッティチャイを長い間見てきた。彼は伝説だ。戦いは彼のDNAの中にあり、見ていて美しい。映画『マトリックス』のように反応するし、見ていてとても面白い選手だ。自分はシッティチャイを応援しないといけないだろう」
ジョシュ・トナー
「シッティチャイとスーパーボンは選ぶのが難しい。大会の夜に、より勝利に飢えている方が勝つと思う。でも自分は、ヒザと強烈なキックが持ち味のシッティチャイのスタイルが好きだから、シッティチャイを選ぶ」
内藤大樹
「シッティチャイ対スーパーボンに注目している」
「2人とも欧州などで活躍しており、ONEに来る前からネットで試合結果をチェックしていた。試合は判定までもつれるかもしれないが、その過程で必ずハイレベルな攻防を見ることができると思う」
山田健太
「シッティチャイの方が目が良くてパンチが上手い印象がある。ムエタイリズムのタイ人対決なら、それほどアドバンテージにならないかもしれないが、今回はONEスーパーシリーズのキックボクシングのルールだ」
「シッティチャイはスーパーボンのムエタイディフェンスの隙間からアッパー、ボディストレート、フックなどパンチを上手く打ち分けて撹乱すると思う」
プージャ・トーマル
「この2人のスターがONEチャンピオンシップでデビューするのを楽しみにしている!」
「このキックボクシングの試合は、将来ONE世界王者になる2人の対決ということになるかもしれない。きっと激しい試合になると思うが、自分はシッティチャイが勝つと思う」
エリオット・コンプトン
「これは接戦になる!両者はどちらも伝説であり、キックボクシングのあらゆる面で非常に危険な選手たちだ!」
「スーパーボンは、自分のペースに持ち込む能力が非常に優れている。誰にも劣らないキックを持っているし、経験や頭脳も同様だ。ただし、シッティチャイは数多くのKOを記録してきた巧みなサウスポーだ」
「自分はシッティチャイが勝つのではないかと思う。最も勝機があるのは、スーパーボンをロープに追い詰めてスピードとパワーのボクシングをすることだ。だがそうは言っても、スーパーボンの頭の動きや防御のスキルは素晴らしく、さらに驚異的なカウンター攻撃もある」
「これは五分五分だ。どちらもお互いの強みに対抗できる能力を持っているが、弱点があればそれを利用することもできる。両者とも、デビュー戦を勝利で飾って今後に繋げるべく、夢中になってやってくるだろう!」