【7/31大会】2つの世界戦など3試合分のカード発表
ONEチャンピオンシップは7月31日(金)にタイ・バンコクで開かれる無観客大会「ONE: NO SURRENDER」の3試合分の対戦カードを明らかにした。6人のタイのトップ選手が参戦する。
ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOが、自身のSNSで発表した。
ONE: No Surrender on July 31Muay Thai World ChampionshipRodtang vs PetchdamMuay Thai World…
Posted by Chatri Sityodtong on Sunday, June 28, 2020
メインイベントでは、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノンが、現在ONE公式ランキングで5位につけるペッダム・ペッティンディーアカデミーを相手に防衛戦を行う。両者はこれまでに2度戦っており、それぞれ1勝1敗同士で迎える3試合目(ラバーマッチ)となる。
2人は、バンコクのラジャダムナン・スタジアムで熱いライバル関係にあった。
ペッダムは2017年5月、最初にロッタンをユナニマス判定で下した。だがロッタンは2018年2月の再戦で、ユナニマス判定で雪辱した。
ペッダムとロッタンはONEスーパーシリーズに入ってからも、それぞれ世界タイトルに挑戦している。
ペッダムは競技を変更し2019年5月、初代ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンになったが、次戦でタイトルを失った。一方、ロッタンは2019年8月、ジョナサン・ハガティー(イギリス)を下してONEフライ級ムエタイ世界タイトルを獲得、以来2度の防衛も果たしている。
「ONE: NO SURRENDER」では、ペッダムとロッタンがフライ級ムエタイ世界タイトルをかけて戦う。
ペッダム以外にもタイの名門ジム「ペッティンディーアカデミー」所属選手が登場する。
この2月、ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーが、ポンシリ・PK センチャイムエタイジムをユナニマス判定で下し、ONEフェザー級ムエタイの初代世界王者に就任した。
「ONE: NO SURRENDER」のコーメインイベントでは、この獲得したばかりのベルトの防衛に臨む。相手は、ONE公式ランキング5位のヨドサンクライ・IWE・フェアテックスだ。
ヨドサンクライは、ムエタイのレジェンド。ムエタイの世界チャンピオンに何度も輝いており、これまでにジョン・ウェイン・パー、アンディ・サワー、エンリコ・ケールといった強敵に加え、現在2競技で王者のサムエー・ガイヤーンハーダオを倒したこともある。
ペットモラコットがレジェンドを倒し、自身の地位固めをするか。ヨドサンクライが、ONE世界タイトルを獲得するか。両者のキャリアで重要な試合となることは確実だ。
「ONE: NO SURRENDER」では、世界トップクラスのキックボクシングのフェザー級選手の対戦もある。
シッティチャイ・シッソンピーノンが、スーパーボンと3ラウンド戦を行う。両者ともONEデビュー戦だ。
2人は、2016年1月に初対戦。第2ラウンドで、シッティチャイがスーパーボンを右フックでノックアウトし、勝利。
だが、スーパーボンは8ヶ月後、ユナニマス判定でシッティチャイを下し、雪辱を果たした。
約4年ぶりとなる対戦で、どちらの選手がONE公式ランキングの順位を上げることになるか。必見の試合だ。
Read more: ONEフェザー級キックにスター選手が続々参戦