【9/24大会】内藤戦へペッダム「キックの破壊力アップ」
ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)は、ONEスーパーシリーズのベルトを取り戻したいという大きなモチベーションを抱いている。
ペッダムは、ONEの舞台で世界チャンピオンの座についたことがあり、そして今一度タイトル戦線に絡むためには、9月24日(金)の「ONE: REVOLUTION」で、内藤大樹を倒さねばならない。
元ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンのペッダムは、このムエタイマッチの重要性を十分に認識しており、内藤に勝とうと意気込んでいる。
「長い間、試合から遠ざかっていたので、この試合に勝つことで自信を取り戻したい」とペッダムは話す。
「自信があれば、ランキング入りを目指して前進し、再び世界タイトルを獲得することができる。最終的な目標は(フライ級ムエタイ王者の)ロッタン・ジットムアンノンに再び挑戦し、ONEフライ級キックボクシング世界タイトルを取り戻すこと」
対する内藤は、ペッダムの友人でありチームメートのサバス・マイケル(キプロス)に勝利するなど、ONEでエリート相手に活躍してきた。
ペッダムは、内藤が脅威であると認識しているが、今回はムエタイルールでの対戦。118試合の経験を持つベテラン・ペッダムは、キックボクシングのフライ級4位の内藤よりもアドバンテージがあると考えているようだ。
「タイキのスタイルは、100パーセントキックボクシングだ。スピードがあり、フットワークが良く、キックとパンチを自然と、効率的に出せる」と、ペッダムは内藤を評する。
「彼はムエタイ経験もあるみたいだが、ムエタイの技術はそんなに良くないと思う。彼はまだムエタイの初心者であり、この点は自分にかなり有利だ」
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しかし、ペッダムは内藤との対戦で最も必要な技術について改善点を確認し、磨き上げた。
「この試合のために一生懸命練習した。キックボクサーであるタイキのパンチは強いから、ボクシングを中心に練習した。そしてディフェンスも改善しないといけない」
「ペッティンディーは、元WBC世界チャンピオンを招いて、より速く、より正確なパンチの打ち方を指導してもらった」
今回の対決に向けて新たな武器を加えたペッダムだが、トレードマークである武器が一番大きな効果があるとも思っている。
その武器とは、雷のような左キック。チャンスがあれば、内藤の体に叩き込もうと考えている。
「自分の左のスネは、いつものようにデス・ブローとして使う」
「自分のチームはスポーツ科学をトレーニングに取り入れて、足の筋肉強化をした。今はもっと破壊力が増している」
ペッダムがこれまで以上にシャープで力強い武器を披露するのは明らかだが、それと同じくらい重要なのがメンタル面だ。
再びONE世界チャンピオンになるという揺るぎない願望を持つ、タイのファンに大人気のペッダムは恐れず勝利を追い求めるだろう。
「今回の試合で最も自信を持っているのは、自分の勇敢さ。何も怖くはない」
「ケージの中ではどんな状況でも常に戦う準備ができている。それに、準備万全の体調と、良いゲームプランで、この試合の勝利につながると信じている」
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