【1/31大会】ペッダム久々のムエタイ戦 「MOMOTAROに負けない」
ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)はMOMOTAROを相手に1月31日(金)、フィリピン・マニラで行われる「ONE: FIRE & FURY」でフライ級ムエタイマッチに臨む。
21歳のペッダム は、リング内外でONEチャンピオンシップのスーパーシリーズ屈指のエンターテイナーとして知られる。
昨年5月の「ONE: WARRIORS OF LIGHT」では、初代ONEフライ級キックボクシング世界王者に輝く(その後8月の「ONE: DREAMS OF GOLD」で防衛失敗)など、長らくキックボクシングルールで戦ってきたが、今回は久々のムエタイマッチとなる。
ペッダム はムエタイのトレーニングを8歳で始め、プロ94勝のうち92勝はムエタイマッチによるもの。ルンピニースタジアムと、世界ボクシング評議会(WBC)世界ムエタイ王者に輝いた実績もある。
ムエタイでは、これまでにONEでもっとも印象に残るノックアウトを挙げるのに駆使したペッダム の最大の武器である左キックをより有効に使えるだろう。
「ムエタイへの復帰にとても自信があるし、自分の武器を使えるだろう。ルールには慣れ親しんでいる」
「ムエタイではリラックスできる。小さい頃からやっているから。第2の本能のようなものだ」
だが今回の試合が、ペッダム にとって簡単と考えるのは間違いだ。
今回の相手のMOMOTAROは、キックボクシングもムエタイにも通じており、これまでにONEで2勝を挙げている。その中には、昨年9月の「ONE:IMMORTAL TRIUMPH」での記録的勝利も含まれる。
MOMOTAROは、ルンピニーと世界ムエタイ評議会(WMC)ムエタイチャンピオンであるシットンノーイ・ポー・テラクン(タイ)を相手に、攻撃な速攻スタイルで、ONEスーパーシリーズ最速記録となる41秒でのKO勝ちを挙げたのだ。
ペッダム はこの時の試合を見て、MOMOTAROの技術に感銘を受けた。
「スピードとパンチが、彼の最大の武器だ。あなどるわけには行かない」
「試合がどう決着するかはわからないが、どう戦うかによるだろう。1つだけ確かなことがある。自分は負けないということだ」
「この試合では積極的に動き続けることに集中して、左キックを使う。彼にはパンチがあるが、自分はカウンターを待つ。彼はコンビネーションを放つのが好きだ。相手のパンチに対して、ヒジでカウンターを狙う。打ち合いは予定していないが、よく狙って打撃を繰り出す」
「この試合のために本当にハードなトレーニングをしている。これが有利に働くと思う」
「ONE: FIRE AND FURY 」では、ペッダム はいつも通りの鮮やかな髪型と、大盛り挙げの入場を見せてくれるだろう。あとは、タイや世界中のファンのために再びKO勝ちをするだけだ。
もし、それが叶えば、ONEフライ級ムエタイ世界タイトルへのステップとなるだろう。だからといって、ペッダム はキックボクサーとしてのキャリアも捨てる気は無い。
「モチベーションと自信を取り戻して、キックボクシングに戻りたい」
「世界タイトルを取り戻したいんだ!」
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