【2/7大会】ペットモラコット、激闘制し5つ目の世界タイトル
試合は開始当初から、ペットモラコットが身長とリーチでポンシリに大きなアドバンテージを持っているのは明らかだった。ペットモラコットはそれを生かしてジャブや前蹴りを効果的に繰り出す。
ペットモラコットは序盤戦が落ち着いてくると、左クロスと左ハイキックの組み合わせを加え、さらに顔面にキレイな前蹴りを決めてスコアを稼ぐ。一方のポンシリは、距離を詰めて内側に入る手を見付けられない。
ペットモラコットのジャブクロスは第2ラウンド開始後にも命中。さらに左のミドルキックとハイキックでもポンシリを捉える。ポンシリは足を掴んでカウンターに出るが、ペットモラコットはギアを上げると、前に出て強烈なヒザ蹴りをボディに決める。
試合が進むにつれてペットモラコットは自信を深め、素早いジャブを繰り出しつつ、強烈な左キックのヒザを浴びせる。ポンシリは大ぶりな右パンチを放とうとするが、上背のあるペットモラコットのストレートや前蹴りに阻まれる。
ポンシリは右ローキックを何度も放つが、前に出るたびにパンチとヒザを食らう。
勝負は両者とも闘志を燃やして第4ラウンドに突入。だがこのラウンドでもペットモラコットの優位は続く。ペットモラコットはヒジも使いながら、相手にさらにダメージを与える。
ポンシリは相手に向かって行くが、荒削りな右オーバーを振るだけで捉えることができない。一方のペットモラコットはジャブを出しつつ、左ヒザ、キック、そしてアッパーカットを決める。
ペットモラコットは第5ラウンド、勝負が最終段階に入っていると分かっており、試行錯誤を重ねたやり方を追求した。強打のポンシリをジャブクロスで捉え、さらに左キックとヒザでボディにダメージを与え、そしてプッシュキックを使い間合いを保った。
ポンシリは片足を掴んで足払いを掛け、ペットモラコットをきれいにキャンバスに倒すが、第5ラウンドをスコアで上回るには足りなかった。そしてペットモラコットは15分間に及ぶ激闘の末、ユナニマス判定で勝利を挙げたのだった。
ペットモラコットはこの勝利により、5つ目の世界タイトルを獲得。戦績を驚異的な160勝35敗2分とした。
「対戦相手に敬意を表したい。とてもいい人間であり、タフなファイターだ」
「ONEチャンピオンシップの選手誰とでも戦う準備はできている」
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