プー・トー、黒星喫した2選手にリベンジ誓う
プー・トー(ミャンマー)がONEチャンピオンシップで再び戦うチャンスを掴んだ時、彼を最も突き動かすものは、リベンジを果たすという目標だ。
コロナウイルスの影響により制限は受けているが、35歳のスーパースター、プー・トーは、地元ヤンゴンで、より強くなるために最善を尽くしている。
休息は十分と感じているし、さらに総合格闘技の全体的な要素を、絶えず改良している。そして今年後半に試合に出る時には、これらが実を結ぶと信じている。
「コロナウイルスの発生以来、社会的な距離を取り、外出を制限してきた。室内で定期的に運動し、十分な栄養を得るために良い食事をし、よく眠ってきた」
「前回の試合よりも良いパフォーマンスを見せたいから、継続的に戦いのテクニックを研究し、体力を鍛えてきた。できるだけ早く次の戦いに臨みたいと思っている」
フェザー級のプー・トーは、そのキャリアの中でほとんど負けたことはない。だが、その数少ない敗北が今の彼を駆り立てている。
プー・トーはこれまで10戦8勝で、そのうち7勝はノックアウトで挙げた。だが敗北を喫したキアヌ・スッバ(マレーシア)とユン・チャンミン(韓国)に対して、リベンジを果たす機会を待ち望んでいる。
「負けた相手と再戦したい」
「敗北はしたが、今の自分ができることを完全には実行できなかった。はっきりと知りたい。もちろん彼らを倒したい」
「ファンは自分を、これまでに見たことのない別のファイターだと思うだろう。自分は完全に変わった。ファンは再びプー・トーのスリリングな試合を目にするだろう」
プー・トーは古くからのライバルたちを相手に、立ち技で勝利への道が開けると信じている。事実、彼の88%というノックアウト率はそれを物語っている。だが総合格闘技では、特に、優れた選手を相手にする時は、立ち技は戦いの半分にしか過ぎない。
プー・トーは2018年10月、スッバとの対戦でギロチンチョークにより敗れた。2019年10月にはリアネイキッドチョークでユンに屈した。だがそれらの結果に引きずられる代わりに、プー・トーは敗北を糧に立ち上がった。
プー・トーは多彩な打撃をより効果的に使うために、グラップリング(組み技)により重点を置いて取り組んできた。いずれ再戦する時のために。
「敗北により、自分はより激しいトレーニングを行い、肉体的、技術的、および精神的な面に集中するようになった」
「まず自分は、テイクダウンの防御とポジションのコントロールを上達させる必要がある。試合でより良いパフォーマンスを出すには、こういったスキルを十分に備えておく必要がある。そして(スッバとユンと)試合をする時には、打撃は自分にとって有利になるだろう」
フェザー級が才能に満ちた選手で溢れていることは、プー・トーにもわかっている。誰が相手であったとしても、対決することをためらわないだろう。
だがその考えの裏では、かつてないほどリベンジのチャンスを熱望している。
「(スッバとユンに)メッセージがある。彼らの古いトリックは、今の自分にはもう効かない。彼らの戦闘能力は向上したかもしれないが、自分もそうだ」
Read more: 自称「スーパーオタク」ブランドン・ベラのコレクション