ピーター・バウシュト「青木真也やアルバレスは倒すべき選手」
ピーター・バウシュト(オランダ)は2019年にONEチャンピオンシップのライト級に参戦して以来、誰にも止められないような強さを見せてきた。そして今、彼は世界王者への挑戦を望んでいる。
急上昇中のバウシュトは、自分が挑戦者にふさわしいことを証明するために、どんな選手とも対決するつもりでいる。ONEで苦労して獲得した3つの勝利を通じて見せてきたように。
バウシュトはまず、2019年5月の「ONE:WARRIORS OF LIGHT」で、下石康太を壮観なノックアウトで下した。
その後2019年10月にアントニオ・カルーソ(オーストラリア)、2020年1月にエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を、どちらも急なオファーだったにもかかわらず連続して倒し、ライト級上位層に割って入った。
「クリスチャン・リー(シンガポール)が今の世界チャンピオンだから、彼が一番のターゲット。だがその前にいる相手を見逃すことはない」
「相手が誰で、いつ、どこでというのは、本当に気にしていない。時間と日付を教えてもらえれば、そこにいく。このことは既に2度、証明済みだ」
「ONE2試合目は、それまで無敗の選手が相手で、試合の3週間前にオファーを受けた。その次の試合は、何度も世界王者に輝き、総合格闘技ではレジェンドと言われる選手が相手で、2週間前のオファーだった」
バウシュトはセンセーショナルな8連勝、さらにONE参戦以降の素晴らしいパフォーマンスにより、ランキングではライト級3位に位置する。他のトップ選手たち何人かを倒せば、ランキングはさらに高まると信じている。
「強豪ぞろいのライト級にいるから、青木真也やザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)、エディ・アルバレス(米国)などの選手が、倒すべき選手のリストに載っている」
ファンがバウシュトとの対戦を期待する選手が、2020年内の復活を目指している米国人スター、セージ・ノースカットだ。
ノースカットは昨年、ウェルター級でのONEデビュー後、階級をライト級に下げた。ノースカットとの対決は、バウシュトにとっても望むところだ。
「彼との試合に言及する人がたくさんいるから、注目度の高い試合になるだろう。チケットがたくさん売れ、たくさんの視聴者を引き付ける試合になる」
ONEの選手たちの強さに敬意を払ってはいるが、バウシュトは世界タイトル戦に向けて歩みを進めるために、彼らを倒せしていけると自信を持っている。
バウシュトはゲームのあらゆる領域で脅威になっている。これはプロ戦績17勝4敗の総合格闘家としての記録に表れている。
彼は強力な打撃と巧みな寝技、そして困難な状況にも適応し乗り越える格闘技IQを持っていると信じている。
「みんな腕2本、足2本、頭1つを持つ人間で、神様ではない。彼らを倒せる」
「敵を倒す方法を見つけるために3ラウンド、時には5ラウンドを戦い、いつもその方法を見つける」
誰と対戦するかに関わらず、対戦したい相手のリストのトップはリーだ。
バウシュトはONEライト世界王者に挑戦する機会を得るのは、時間の問題だと考えている。
チャンスを掴んだ時には、火花が散るような熱戦を保証する。だからさらにバウシュトは、自分が勝利を挙げてベルトを腰に巻いてリングを去ると約束する。
「チャンピオンになりたい。チャンピオンになることを狙っている。それが自分の望むものであり、自分にふさわしいと感じるものだ」
「激しい戦いになるだろうが、自分が勝つ。どちらもバランスが取れた選手が、自分の方が全体的なスキルが高い。信じてほしい。リーは真のチャンピオンだ。甘くみてはいないが、彼を倒せるとわかっている」
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