【2/11大会】ジヒン「山口芽生戦はスタンドで勝負」
ジヒン・ラズワン(マレーシア)は、2月11日(金)にシンガポール·インドアスタジアムで開催される「ONE: BAD BLOOD」で当初、ジェネリン・オルシム(フィリピン)と対戦する予定だった。しかしオルシムの出場によって、尊敬する総合格闘家とONEのケージ「サークル」で対峙することになった。
その格闘家とは、日本の山口芽生。ジヒンはONEアトム級世界タイトルに2度挑戦したベテランの山口との対戦を楽しみにしていると話している。
「(マレーシアの首都)クアラルンプールで会った時、とてもフレンドリーだった」と、ジヒンは山口について振り返る。
「彼女が試合をするときはいつも応援してきた。経験豊富なファイターなので、いつも『サークル』で彼女のテクニックを見て、自分の試合に取り入れるためのヒントにしていた」
「もう1つ、彼女のことが好きな理由は、彼女が猫好きだということ。これが一番大切!」
対戦相手の変更により、試合の準備期間は1週間ほどとなってしまったが、ジヒンは動じる様子はない。
「(新型コロナウイルスによる)パンデミック中は、どんな相手と対戦するかなど、予測できないこともある。今回はジェネリン・オルシムが怪我をして、対戦相手が変わった。それがメイ・ヤマグチ」
「彼女はこの競技をずっとしているし、興味深く、面白い試合になると思う。最初にコーチからメイと戦うことになった、と聞かされたときはちょっとショックだったと思う」
「でも、アトム級では、どんなファイターも避けて通ることはできない」
スタイル上の組み合わせとしては、両選手とも立ち技での経験は豊富だが、ONEでの勝ち星はほとんどグラップリングによるものだ。
ジヒンは、山口の優れた寝技を避けるべきと思っているが、そのための準備はできていると考えている。
「彼女の最近の試合を見て、動きを研究し、何を仕掛けてくるか研究した」
「最初に打撃で狙ってきて、クリンチやフェンス際で自分をコントロールしてくるか、テイクダウンを狙ってくると思う。自分の仕事は、自分の間合いを保って、テイクダウンに対処したり、ディフェンスしたりすること」
「みんなメイ・ヤマグチは、優れたグラップラーだと知っている。彼女のやり方に巻き込まれたくない。だから、スタンドで勝負して、グラウンドに行かないようにしたいと思う」
タフで厳しい戦いにはなるだろうが、23歳のジヒンは、記憶に残るパフォーマンスをして、アトム級ランキング入りをしたいと意気込む。
「自分はただいい試合をしたい。『このアジア人の子、すごくいいね』と言われるような」
「もちろん、第1、第2ラウンドでフィニッシュしたいというのが一番だが、判定になっても、完全に試合を支配したいと思う」
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