【2/5大会】ラソヒナ、スタンプ戦「第1R、アームバーで勝つ」
元弁護士という異色の経歴のウクライナの総合格闘技チャンピオンアリヨナ・ラソヒナは2月5日(金)、ONEチャンピオンシップでのデビュー戦を迎える。
「ONE: UNBREAKABLE III」(シンガポール・インドア・スタジアムで事前収録)のメイインベトで対戦する相手はスターのスタンプ・フェアテックス(タイ)。
30歳のラソヒナはその驚異的な技術を駆使してヨーロッパでの大会を勝ち抜いてきた。そして次の目標は、ONEの舞台でその技術を試すことのようだ。
「ONEチャンピオンシップは世界最高の組織の1つだと思うし、その場で活躍する準備はできている」
ラソヒナの戦績は12勝4敗。驚くべきことに、過去10勝はすべて同じ方法で挙げている。
「アームバーが得意だ。自分が何をすべきかは、よく知っている」
肘関節を攻め立てる脅威の能力の持ち主だが、ラソヒナはそれだけのアスリートではない。
「自分はアグレッシブなファイター。何でも得意。テイクダウン、ケージコントロールにトランジションも」
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さらにラソヒナは、現在身体的に絶好調だという。
2014年に敗戦した後母親になり、2018年に競技復帰してからは黒星を喫していない。
つまり、最高のコンディションでONEに参戦するということだ。
「自分は世界最高レベルの女子に負けた。黒星は全部判定によるものだったが、その時はまだ身体的に準備ができていなかった」
「産休に入っていたので、長い間休んでいたが、今は復帰した。今までとは違うファイターになった。強くなったし、この階級の最高のファイターと戦う準備ができている」
今回の相手は、激戦区のONEアトム級5位コンテンダーのスタンプ。キックボクシングとムエタイの元世界チャンピオンで、総合格闘技の戦績は5勝0敗。
ラソヒナは、ONEを代表するアスリートとの対戦を楽しみにしており、打撃の腕前もよく知っている。
「将来当たるであろうどの相手も素晴らしいが、特にスタンプは良いスタートだ。強い相手だ」
「いいストライカーで、ディフェンスも上手い。キックやエルボーが使えるし、ローキックもアグレッシブだ」
「(スタンプと対戦するチャンスを得られたのは)素晴らしいこと。最初はなぜ彼女が初の対戦相手になるのか分からなかったけど、この組織で良いスタートが切れたと思う。この試合に勝てれば2歩先に行ける」
打撃のスタンプに対し、ラソヒナはスタンプが経験したことがないような寝技を持っている。
そのため、ラソヒナはこのタフな挑戦に正面から臨み、慣れ親しんだ方法で勝利を掴み、ONEの真のコンテンダーとして台頭したいと思っている。
「ベルトを獲りたい。それは、自分にとってだけでなく、私のジムにとっても、国にとっても大成功を意味する。自分にとって大切なことだ」
「自分のグラップリングとトランジションはスタンプのものより優れている。いつものように第1ラウンドでアームバーで勝つ」