【4/5タイ大会】「ONE Fight Night 30」アーセル、ニコラとの決着戦で激勝!計量失敗で王座剥奪も

4月5日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催された「ONE Fight Night 30」のコーメインイベントで実施されたレギン・アーセル(スリナム)vsアレクシ・ニコラ(フランス)の3度目の戦いは、激闘の末にアーセルが勝利した。
ONEライト級キックボクシング世界タイトルマッチとして行われた試合だったが、アーセルが前日計量で失敗。王座を剥奪された。ニコラが勝利した場合にのみ王座は移動となる流れだったが、アーセルが勝利したため、王座は空位となった。
試合は1R、アーセルのハイプレッシャーな攻撃をニコラがフットワークでかわしペースを作ったが、2Rにアーセルが左フックでニコラからダウンを奪う。
ニコラはすぐに立て直し猛攻。アーセルもダウンを奪った勢いを止めずに、激しい展開が続く。
3、4Rは一進一退の攻防だったが、最終5R、アーセルがさらに圧力を強め猛攻。強烈なジャブやクロス、ジャンピングニーなど派手な攻撃を見せて印象をつけた。

15分間の大激闘。ジャッジ3名のうち2名がアーセルを支持し、判定2-0でアーセルに軍配が上がった。アーセルはこの勝利で通算成績63勝5敗とした。
アーセルはキックボクシングのベルトを失ったが、未だONEライト級ムエタイの世界王座のベルトを保持している。果たして、アーセルの次戦はムエタイの防衛戦か。