【2/7大会】ライニアー・デ・リダー「第2Rで一本勝ち狙う」
ONEチャンピオンシップの舞台で、初戦から続けて2つのフィニッシュ勝利を挙げたライニアー・デ・リダー(オランダ)は、2月7日(金)の「ONE: WARRIOR’S CODE 」でも連勝を伸ばそうと意気込んでいる。たとえそれが、キャリア史上もっとも危険な対戦相手であってもだ。
今回の相手は、レアンドロ・アタイデス(ブラジル)。
インドネシア・ジャカルタでコーメインイベントとして、行われるこのミドル級マッチは、ONE世界王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)への次の挑戦者を占う重要な一戦となる。
29歳のデ・リダーは、2019年6月の「ONE: LEGENDARY QUEST」でジルベウト・ガルバォン(ブラジル)を相手に第2ラウンドでKO勝ちを挙げた。その後タイトル戦を期待してたが、ライトヘビー級王者でもあるアウンラ・ンサンは、ブランドン・ベラ(米国)との防衛戦もあり、叶わなかった。
前回の試合から半年以上がたった今、デ・リダーはONEの舞台に戻って来るのを心待ちにしていた。
「ただ待っていただくなかったんだ。今はキャリアの絶頂期で、どんな相手も倒せる。試合に出続けたいんだ」
「年に3、4回は試合をしたい。誰が相手でも構わない。だから、このブラジル人の対戦相手を当てられた時、『構わないさ』と答えた」
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アタイデスのような、強敵を相手に快勝できれば、デ・リダーはミドル級で飛び抜けた存在となれるだろう。だが、世界タイトル戦への挑戦権が一番のモチベーションではない、という。
「単にこれ(総合格闘技)が好きなんだ。ジムにいるのも好きだし、スパーリングも好き。仲間も好きだ。試合が組まれなくっても、やり続けると思う」
「いつもマットの上にいる。仲間との連帯感がいい。技術的なことも好きだ。いつも本当の試合のようなハードなトレーニングをしている。いつも通り準備はできている」
今回の相手のアタイデスは、ミドル級の中で最も経験豊富な選手の1人だ。ONEでの5勝のうち4勝はノックアウトで挙げている元世界タイトル挑戦者。2018年5月の「ONE: GRIT AND GLORY」では、元ONEミドル級世界チャンピオンのビタリー・ビグダシュ(ロシア)を相手に、ハイライト級のフィニッシュ勝利を決めた。現在は、トップ選手を下して3連勝中だ。
だがデ・リダーは、相手の強打を警戒しつつも、勝機はあると語る。
「自分にとっては、前の対戦相手のブラジル人(ガルバォン)と似ているんだ。ほとんど同じだ」
「彼らはとても荒っぽくて、立ち技では危険な相手だし、レスリングと柔術も自分ほどではないが、うまい。(アタイデスの)強力で爆発的な打撃は危険だ。だが、レスリングは特別なところはないし、柔術は基礎的で穴もある。だから、警戒すべきは打撃だ」
「キックボクシングを熱心にやっているし、全てのスキルを磨いてきた。(日本でも参戦経験がある総合格闘家)ゲガール・ムサシには助けられている。試合では、打撃をちょっと交わして、そのあとはテイクダウンをして、やるべきことをして、フィニッシュする」
デ・リダーは、今回の試合でも、ONEでの無敗記録と100%のフィニッシュ率も維持する気だ。
「前の対戦相手のように、第2ラウンドでやつけるつもりだ」
「相手は強い。だから最初にプレッシャーをかけて、疲れさせる。相手のガソリンが空になった頃、第2ラウンドでサブミッションするつもりだ」
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