【7/22大会】ONE 159でデ・リダーvs.ビグダシュ、トッドvs.フェルナンデス
7月22日(金)に開催されるONEチャンピオンシップの大会では、世界タイトルマッチ2試合が目玉となる。
メインイベントでは、2階級ONE世界チャンピオンのライニアー・デ・リダー(オランダ)が、元王者のビタリー・ビグダシュ(ロシア)を迎え、ミドル級タイトルの防衛戦。
コーメインイベントでは、現ONEアトム級キックボクシング世界チャンピオンのジャネット・トッド(米国)が、ONEデビューを迎えるララ・フェルナンデス(スペイン)と、ONEアトム級ムエタイ世界暫定王座を賭けて対戦する。
柔道とブラジリアン柔術の黒帯で、総合格闘技で15勝0敗という完璧な戦績を残し、87%のフィニッシュ率を誇る31歳のデ・リダーは、MMAで無敵の存在であり続けている。
2020年10月には、元ONE世界2階級王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)に第1ラウンドで一本勝ちし、ミドル級タイトルを獲得。半年後のリマッチでも勝利し、ライトヘビー級のベルトも剥ぎ取った。
デ・リダーは今年2月には、ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)を第3ラウンドでタップアウトさせ、ミドル級ベルトを防衛している。
そして今回の試合では、ONEミドル級の元王者であるビグダシュを迎えて同級タイトルの防衛に臨む。
ビグダシュは、12勝2敗のMMA戦績の持ち主で、2015年10月にイゴール・シヴィリを相手に華々しいノックアウト勝利を挙げタイトルを獲得した。
その後ビグダシュは、2017年1月のONEミドル級世界王座初防衛戦でアウンラ・ンサンを破ったものの、その5ヵ月後のリマッチではキャリア初の黒星を喫し、ベルトを失った。
だが、この厳しい敗北の後でビグダシュは着実に立ち直った。
今年2月にはアウンラ・ンサンに雪辱するなど3連勝し、ついにデ・リダーと対戦し、タイトルを奪還するチャンスを手にした。
トッド対フェルナンデス、アトム級ムエタイ暫定世界王座戦
コーメインイベントで行われるONEアトム級ムエタイ暫定世界王座決定戦では、ONEアトム級キックボクシング世界チャンピオンのジャネット・トッドと期待の新鋭ララ・フェルナンデスによるスリリングな戦いが行われる。
トッドは2019年2月のONEデビュー戦で、初代アトム級ムエタイ王座を決める試合に臨んだが、判定負けを喫した。
だが以来、トッドは立ち技で6連勝。ONEアトム級キックボクシング世界王座も獲得した。
「ONE 159」では、トッドは2競技ONEチャンピオンになるチャンスがある。
しかし、そのためにはWBCとISKAの世界チャンピオンのフェルナンデスを倒さねばならない。
一方、アトム級ムエタイ女王のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)は、第一子の出産後、復帰へと調子を整えつつある。
今年末に予定されている世界タイトル統一戦で、暫定世界チャンピオンとの対戦が期待される。
「ONE 159」の詳細については、今後もONE公式ホームページでお届けする。