レネ・カタラン、ストロー級上位ランカーとの対戦熱望
レネ・カタラン(フィリピン)は、もう一度階段を上り、ONEストロー級世界タイトルへの再挑戦を果たしたいと考えている。
ONEチャンピオンシップの公式アスリートランキングでストロー級3位のカタランは、6連勝の後の2019年11月、ONEストロー級世界王者ジョシュア・パシオ(フィリピン)に挑戦し、苦杯を舐めた。カタランは今、ストロー級のランカーたちを倒して、自分がベルト挑戦に相応しい選手だということを、もう一度示したいと考えている。
「今はまた少し年を取ったかもしれないが、間違いなく、いつか世界タイトルを獲得するという夢を叶えたいと思っている」と、41歳のカタランは強調する。
「他のフィリピン人を避けたいという思いはあるが、そこに行くためなら誰とでも戦いたい」
この言葉から、カタランがランキング5位のリト・アディワン(フィリピン)との対戦に積極的ではないのは明らかだ。
だがそれでも、1位の猿田洋祐、2位の内藤禎貴(のび太)、そして4位のアレックス・シウバ(ブラジル)が残る。
元ONEストロー級世界王者、猿田との対戦は、間違いなく興味深い。ランクインする選手の中で、カタランと対戦経験がないのは、アディワンを除くと猿田だけだ。
「猿田はとても良いアスリートだ。本当に強い」
「(2019年4月の試合で)もし彼がパシオに対してミスをしていなかったら、再びパシオを倒して(ONEストロー級世界タイトルを奪還して)いただろう」
一方でカタランは、内藤やシウバとの再戦も望むところだ。
カタランのプロ総合格闘家としてのデビュー戦は、7年前の「ONE:KINGS AND CHAMPIONS」。その時の相手がシウバだった。
第1ラウンドにアームバーによるサブミッションであっという間に敗北を喫したものの、カタランは今の自分が、当時とは全く異なる選手だとわかっている。
「シウバと再戦するなら、本当に寝技のディフェンスに集中しないといけない。彼と同じくらい手強い相手と対戦する時は、その準備が必要になるということ」
ランキング2位の内藤については、状況は少し異なる。
2019年3月の「ONE:REIGN OF VALOR」で、カタランは内藤をフィニッシュした初めての選手になった。だからカタランは、内藤もリベンジを熱望していると信じている。
「彼は間違いなく、自分に対していつもの2倍くらいの勢いで向かってくるだろう。彼はもちろん、シウバ戦で見せたように調整してくることができる」
「内藤が打撃を磨いてくることも期待している。そして、彼が寝技に持ち込もうとする前に少し、立ち技で戦ってもらえたらと思うよ」
次に対戦したい選手について、カタランは具体的な名前を挙げることを避けるが、内藤との対戦は妥当だと見ている。
「1位争いをするためにはまず最初に、2位の選手を倒す必要がある」
「猿田は現在1位だ。彼が再びパシオと対戦しても驚かない。だから自分が内藤と再戦することは非常にあり得ることだと考えている」