【1/10大会】ロッタン、2020年「まずはタイトル防衛」
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)は昨年、ONEスーパーシリーズで圧倒的で完璧なスタートを切った。
だがその衝撃的なデビューは、2019年に待っている多くの素晴らしい出来事の予兆に過ぎなかった。
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Posted by ONE Championship on Wednesday, August 21, 2019
ロッタンは今年、自分に与えられたチャンスを最大限に活かした。
22歳の天才はONEスーパーシリーズでの無敗記録を続け、強豪を相手に5試合で勝利を収め、ONEフライ級ムエタイの世界タイトルを手にした。
ロッタンは2019年を通して試合で大活躍を見せた。ロッタンが得たものは、格闘家としても、そして個人的にも彼に大きな影響を与えたのだった。
「自分は今年、1人の人間として、そして格闘家として大きく成長できたと感じている。自分の人生は変わった。成長して、自分自身や家族に対して、より責任を持てるようになった」
「以前ほど遊び歩くことがなくなり、もっと家族の面倒を見ることができるようになった。これまでよりずっと成功できたし、お金も貯めている」
ロッタンは何度も激しくスリリングな試合を戦ってきたが、中でも最高の瞬間は8月にフィリピン・マニラで開かれた「ONE:DAWN OF HEROES」での試合だ。
ロッタンは当時の世界王者ジョナサン・ハガティー(英国)を相手に、ONEフライ級ムエタイ世界タイトルに挑戦。会場に詰めかけた全てのファンを魅了した。
ハガティーは第1、第2ラウンドでは優勢に見えたが、第3ラウンドに入るとロッタンが魅せる。トレードマークの激しい攻撃で、ヘッドにボディにと強烈なパンチを決めたのだ。
さらに第4ラウンドでは、左フック右クロスのコンビネーションで猛攻をかけると、ハガティーをキャンバスに倒す。ハガティーは第5ラウンドで持ち直したが、ベルトを維持するには不十分だった。ジャッジはユナニマス判定で、ロッタンに勝利と世界タイトルを与えたのだった。
ロッタンにとってONEフライ級ムエタイ世界タイトルは、わずか8歳で始めた格闘家としての人生の集大成だった。間違いなく、その夜のことは彼の心に深く刻まれたことだろう。
「今年の一番の思い出はタイトルを獲れたこと。タイにベルトを持ち帰ることができて本当にうれしかった」
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だがロッタンの心の奥には他にも大切なものがある。
ロッタンは今年初め、2種目でONE世界タイトルを持つスタンプ・フェアテックス(タイ)を見初める。そして2人は4月に交際を始めたのだ。
格闘家としての生活は困難と不確実性に満ちている。世界王者クラスの選手に求められる規律を守るには、交際相手としても特別なタイプの人が必要になる。
幸いにも両者はその考え方をよく理解しており、全ては順調にいった。共に自分の強化に努めつつ、お互いをサポートしあった。
「スタンプは自分に元気をくれる。いつもそこにいて話しかけてくれる。それに格闘家として、自分がやっていることを彼女も理解してくれる」
「スタンプも自分も、やらなければいけないことがある。彼女のおかげでもっと一生懸命てきるようになった。それに彼女は本当にいい人だ。すごく面白くて、笑うのが好き。朝から晩まで笑っているよ」
素晴らしい2019年を終え、ロッタンは2020年も活躍を続けるつもりだ。
ロッタンは1月10日(金)の「ONE:A NEW TOMORROW」で、ハガティーを相手に防衛戦に臨む。
ロッタンは自信を持ってタイトルを防衛するつもりであり、さらにその先には別のベルトをも狙っている。
「目標はまず、タイトルを防衛することであり、てきるだけ長くベルトを持ち続けること。さらに、フライ級キックボクシングの世界タイトルにも挑戦したいと考えている」
「これまでにもキックボクシングで戦ったことがあるから自分には何の問題もない。ムエタイについては誰とでも戦う。ONEと自分のマネージャー次第だ」
ONEフライ級キックボクシング世界王者のイリアス・エナッシ(オランダ/モロッコ)と対戦できるかどうかはまだわからない。
いずれにしても、ハードワークはまだまだ続きそうだ。そしてロッタンは新しい年に待ち受けているであろう挑戦に備えている。
「いつだって乗り越えるべき壁がある。それが人生というものだ。面倒を見なければいけない人がたくさんいるから、落ち込んでいる暇はない。自分にできるのは、欲しいもののために戦うこと。一生懸命やらないと成功はできない」
バンコク | 1月10日 (金) | ONE: A NEW TOMORROW| 公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter|日本公式Instagram